2011年4月12日火曜日

ザ・ライト エクソシストの真実 (2011/米)

監督:ミカエル・ハフストローム
出演:アンソニー・ホプキンス / コリン・オドナヒュー / アリシー・ブラガ / キアラン・ハインズ / トビー・ジョーンズ / ルトガー・ハウアー / マルタ・ガスティーニ / マリア・グラツィア・クチノッタ / アリアンナ・ヴェロネーシ / クリス・マークエット / トーレイ・デヴィート






葬儀屋の息子マイケルは神学校に進むが、己の信仰心のたらなさから司祭となることを辞退しようと考える
そんな時、ローマでエクソシストの講座を受けてみないかと持ちかけられ・・・

首が回って緑のゲロを吐く、すんません、そんな映画を期待してました
いやあ、しかし実際の作品はなんとも地味なことか
序盤と終盤はいいんだけど、問題の中盤があまりに展開がだるだるで変化に乏しく眠くてしかたなかったですね
悪魔がドーンで、血がプッシャーなのを期待してるとマジで地味すぎて寝れるレベル

びっくりするくらい宗教映画で、信心が足りない若者が苦難に立ち向かうことで神を受け入れてなんたらかんたら、みたいな流れ
いちおそれなりにエンタテインメント性は意識して作ってあるんだけど、ホントにエクソシストとしてルーカス神父のとこで勉強をはじめる辺りからかったるい
「悪魔とかいるわけねーし」「じゃあ実際に悪魔祓いしたけど、これ説明つかないだろ?」「いや、それ普通に病気なだけじゃん」という主人公マイケルとルーカス神父のやりとりがループされるだるさ
しかもほぼ薄暗い部屋の中で、ひとりの悪魔憑きの人を相手になんやかんやしてるだけなんで「いい加減にほかの悪魔憑きパターンもみせろや」と言いたくなる

それでもルーカス神父ことアンソニーの本領発揮たるキチガイキャラが発動した途端に画面が引き締まります
幼女相手の怪人演技っぷりはマジでしびれる
もっとそんな日常の中での狂気演出をみせてもらいたかったなあ
ずっと同じ暗いトーンの中でおんなじような話を繰り返される苦痛があったからこそ、終盤のルーカス神父の鬼畜っぷりがいきてきた・・・のか?
まあ、でもけっきょくは主人公の成長の糧になるようなのがみえみえで、なんか説教くさいものがにじみ出てるのも否めませんが

もっと中盤でいろんな悪魔憑きな人を描くだけでもだいぶ印象が変わったような気がするくらい、ホントに眠気との勝負が熱い一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:バールのようなもの




ザ・ライト エクソシストの真実 予告

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