2013年7月12日金曜日

プラネット・テラー in グラインドハウス (2007/米)

監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン / フレディ・ロドリゲス / マーリー・シェルトン / ジョシュ・ブローリン / マイケル・ビーン / ジェフ・ファーエイ / ステイシー・ファーガソン / ナヴィーン・アンドリュース / ブルース・ウィリス / マイケル・パークス / レベル・ロドリゲス / カルロス・ガラルド / ジェリリ・ロメオ / トム・サビーニ / エレクトラ・アヴェラン / エリーズ・アヴェラン / スキップ・ライシッグ / クエンティン・タランティーノ / デレク・サザーズ / ハン・ニュイエン / フリオ・オスカル・メチョーソ / ニッキー・カット / ジェイソン・ダグラス

解体屋レイと元恋人のチェリーは偶然出会った店から車を走らせる
その途中、謎の集団に襲われ、町にもその奇妙なゾンビのような集団があふれはじめていた

「デス・プルーフ」の方は観たんだけど、そのまま長期間熟成させていたDVDを引っ張りだしてきてこの作品を鑑賞することに
おいしそうな方は後にとっておくめんどくさい性格がアレして、けっきょく今まで観る機会を逸してるってんだからバカっぽいですね
まあ、しょうじき同じ感じな理由で積んでるDVDなんざ高層タワーのごとしなんですが・・・とか、そんなことはどうでもいい

町に謎のガス兵器がまかれ、それをあびた人がまるでゾンビのようになってしまう
さらに感染者の暴力衝動によって噛みつきなどによって体液を介して他者へも感染拡大していく
解体屋でありながらライフルを自在に操るレイ、その元恋人で感染者によって右足を奪われたチェリーはパニックになる町で保安官たちとともに、ゾンビと戦いながら感染していない者たちと逃避行を続ける
いわゆるゾンビものなんだけど、その感染が拡大する経緯やらなんやらを含めて意外とストーリーはしっかり作られてる・・・と思う

と、なんとも煮えきらない言い方になるのは、この作品自体が「昔の映画っぽいテキトーさ」を再現してるからにほかならない
映像的なノイズは基本として、ストーリー展開の強引さ、ご都合主義さ、つじつまの合わなさ、すべて昔の映画らしいテキトーさを再現してますね
その「テキトーさ」が良い方に作用してるからホントにおもしろい
「多少強引でもこっちの展開にした方がおもしろいだろ」という方へどんどん流れていく感じ
そんなだから細かいツッコミどころ満載なのに、その場その場ではおもしろいから多少のことは気にならない
逆にそんなツッコミどころさえ味になってる気がしないでもないかな

公開当時、予告とか宣伝とかみてたかぎりの印象として、片足がライフルになった姉ちゃんがセクシー&バイオレンスに敵を撃ちまくる・・・みたいな内容かと思ってたけどそうでもないんですね
どっちかといえばレイが主人公だし、この姉ちゃんがバトルのも「え?こっからやっと?」ってくらいのところからだし
そういう意味で全体的に刹那的おもしろさを追求して、観る側の予測する内容を良い意味で外し続ける作品でしたね

個人的評価:85点
オススメ度:マチェーテはフェイク予告を忠実に再現した方がおもしろかったんじゃなかろうか




プラネット・テラー in グラインドハウス 予告


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