監督:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズ / F・マーレイ・エイブラハム / マチュー・アマルリック / エイドリアン・ブロディ / ウィレム・デフォー / ジェフ・ゴールドブラム / ハーベイ・カイテル / ジュード・ロウ / ビル・マーレイ / エドワード・ノートン / シアーシャ・ローナン / ジェイソン・シュワルツマン / レア・セドゥー / ティルダ・スウィントン / トム・ウィルキンソン / オーウェン・ウィルソン / トニー・レボロリ
ある作家がおとずれたホテルで出会った興味をひかれた老人
その話を聞くうちにグランド・ブダペストホテルの前任コンシェルジュとの過去話になり・・・
独特なカメラワークと独自の世界観、ただそんな雰囲気を楽しむだけじゃなくておもしろかった
なにより随所に仕掛けられたテキトーさが楽しい
加えて魅力的な登場人物と進むストーリーに心地よさを感じずにいられないですね
基本の話は新人ロビーボーイのゼロと、その師とも呼べるコンシェルジュのグスタヴの回想物語
ホテルの常連の貴婦人が死去し、親しくしていたグスタヴがその遺産相続問題に巻き込まれる、という内容ですね
個性豊かでクセのあるキャストばかりですが、人物相関とかあまり深く考えなくても複雑じゃないんで、思ったより頭をからっぽにして楽しめました
なにはともあれ目に付くのがカメラワークだけど、やっぱり個人的にはゼロの髭とか、代わりにかけられた絵とか、囚人のタトゥーとかホントにテキトー感ただよう脱力加減が素敵すぎる
それでいてどろどろしてたり、殺伐してたりする展開もありの、グスタヴとゼロのドラマも良い関係で観てて楽しい
グスタヴのチャーミングさだけを観てても十分おもしろいし、独特な世界観がありながらも不可解さや難解さはなくてマイルドな作りなので、わりと万人受けするんじゃないかと思える一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:猫の身体能力とか都市伝説なんかな
グランド・ブダペスト・ホテル 予告
0 件のコメント:
コメントを投稿