2014年6月29日日曜日

渇き。 (2014/日)

監督:中島哲也
出演:役所広司 / 小松菜奈 / 妻夫木聡 / 清水尋也 / 二階堂ふみ / 橋本愛 / 國村隼 / 黒沢あすか / 青木崇高 / オダギリジョー / 中谷美紀

別れた妻から娘が失踪したと連絡を受けた男
クスリに手を出していた形跡もあり、男は警察にたよらず独自に探す娘をことにする

まあ、アレだ、特に深く考えず狂ったクソたちのバイオレンスを楽しむだけの映画でした
いちおミステリーの体裁はとってるけど、展開は唐突だしキャラはポッと出で絡んでくるし、謎解きとかそっち系を楽しみにしてるとガッカリするかもしれません
とにもかくにも「クソが」と「ぶっ殺す」が織りなす狂気の世界に酔うのがすべての作品

元警察官で躁鬱の気がある主人公の男
どうやらクスリをやってたらしい失踪した娘の加奈子を独自に探し始める・・・という中で、意外な娘の姿や関わった事件が見えてくる、と
それに加えて加奈子の過去話が平行して話に絡んできます
個人的に真面目な父親が狂った娘の一面を知っていくうちに、自分も狂気に沈んでいく展開かと勝手に思ってたけど、主人公が最初っからフルスロットルでクズっぷりをさらけ出してて意外だった

どいつもこいつもクズで狂ってて、そんな暴力描写で娯楽作品を作ったってのは良いッスね
けっこうやりすぎなところもあるけど、ポップな感じでエンターテインメントしてるんで、どろどろとしたもので気分が沈むことがない
非現実の出来事であると感覚的にわかる作りになってて、それほど不快感がないんですよね

いちお事件があって、それに加奈子が絡んではくるんだけど、あまりオチとか期待しない方がいいかも
あくまで課程、狂った者どもの狂った行動を観てテンションを上げる内容・・・とか言うとなんか自分の人間性が疑われる、か?

なにはともあれファンタジーなバイオレンス作品として、日常の憂さをはらせる感じで楽しめた一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:主人公、野放しにされすぎ




渇き。 予告

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