監督:オリビエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマン / ティム・ロス / フランク・ランジェラ / パス・ベガ / パーカー・ポージー / マイロ・ビンティミリア / デレク・ジャコビ / ロバート・リンゼイ / ジェラルディン・ソマービル / ニコラス・ファレル / アンドレ・ペンブルン / ロジャー・アシュトン=グリフィス / イブ・ジャック / オリビエ・ラブルダン / ジェーン・デル / フローラ・ニコルソン / ジャンヌ・バリバール
元アメリカ女優のモナコ公妃グレース・ケリー
その素性ゆえにモナコに馴染めきれずにいる中、フランスとの問題に国も揺るぎはじめる
超個人的な思いこみだけど、なんとも「おフランス映画」っぽい印象でした
グレース自身の悩みや滑稽さ、陰謀やサスペンス、政治的な重大事件、すべてが綺麗に装飾されて描かれている感じ
すました感じで抑揚をおさえた作りはわざとなのかしらんけど、どうにも個人的に一本調子すぎて睡魔との戦いに終始せざるえなかったですね
メリケンの卑しいビッチ女優の公妃とか、モナコ公国にふさわしくないザマス的な空気の中、自身も女優であることを捨てきれずに過ごすグレース
そんな中、フランスとの関係が悪化、いろんな問題が山積み状態でどうするよっていうお話
グレースが女優魂を有効利用して「公妃を演じる」ためにトレーニングをはじめたり、身内で陰謀めいたものがあったりところどころでおもしろい展開はあります
だけど、どんな展開になろうと作品のリズムは頑なに一定を保ち、その抑揚のなさっぷりになんかえらい事態になってるけど、それが伝わってこない
こういう作品だから、と言われれば仕方ないけど、もっと過剰演出があってもよかった気がしないでもない
話じたいはドラマティックでコミカルでスキャンダラスで盛り上げられる要素はたっぷりあるんですが、どうにもホントに個人的に乗り切れなかったですね
個人的評価:50点
オススメ度:言いたいことは分かるがあんまり「演じること」が響かない
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 予告
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