2009年11月21日土曜日

イングロリアス・バスターズ (2009/米・独)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット / メラニー・ロラン / クリストフ・ヴァルツ / イーライ・ロス / ミヒャエル・ファスベンダー / ダイアン・クルーガー / ダニエル・ブリュール / ティル・シュヴァイガー / ゲデオン・ブルクハート / ジャッキー・イド / B・J・ノヴァク / オマー・ドゥーム / アウグスト・ディール / マイク・マイヤーズ / ジュリー・ドレフュス


ナチス占領下のフランス、家族を殺されながらも逃げた少女・ショシャナ
そして、年月がたったある日、ナチスを皆殺しにするために特殊部隊「バスターズ」がドイツに降り立った

久々のタランティーノ映画
いつものような軽快なセリフ回しと、派手なアクション、そしてとんでもキャラによる滑稽な立ち居振る舞い
テンポよく走るように最初から最後まで描ききる迫力
バスターズという特殊なスキルをもつ兵士たちが、どこかコミカルにナチスどもをぶちのめす
そう思ってた頃もありました
が、実際、そんな映画ではいっさいなく、とんでもないクソつまらない作品でしたね

なんといったらいいか、おもしろいならおもしろかった点を、つまらなかったならダメだった点を書けば感想にもなりますが、この作品はそんな善し悪しひっくるめて見所がまったくないんですよ
第一章の終わりで「あれ?なんだろつまらないな。でも、これからのための伏線だろうからなあ」と思いつつ見続けてもいっこうにおもしろくならず、かといって「これはひどい」という特筆すべきひっかかりもなく話は淡々と進んでいきます
おかずのない白米オンリーのご飯を食べてるような、なんともいえない怒りも喜びもない感情の起伏のなさ

なんか色々と小ネタを仕込んでたのか、他のお客さんからちょっとした笑い声が上がったけど、しょうじき自分には理解でいませんでした
特にバット男のもったいぶった登場とか、同族殺しのドイツ人の紹介シーンとか、意味が分からない
というか映画全体的に意味が分からないし、この監督が表現したかったことがいっさい伝わってこない
それでも分かる人には分かるし、監督もやり遂げたって感じなんでしょうね
あくまで個人的にだけど「レザボア~」「パルプ~」と楽しめたけど、この作品だけはホントに受け付けなかった

いちお内容的にはショシャナのナチスに対する復讐劇と、バスターズによるナチス討伐ミッションが、それぞれ目的はいっしょだけど別々に進んでいく感じ
思ったほどブラッド・ピットの出番はなく、誰が主役なのかよくわからない
展開的にも、何かしらのパロディやオマージュをちりばめつつ、それでも元ネタがわからなくても楽しめるのがタランティーノの良さだと思ってたのに
自分のようなにわか映画好きレベルには早すぎる内容だったね、ってくらい意味不明な作品でした

個人的評価:0点
オススメ度:誰かどこが見所だったのか教えてください






イングロリアス・バスターズ 予告

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