監督:本広克行
出演:長澤まさみ / 三宅弘城 / 諏訪雅 / 辻修 / 中川晴樹 / 川島潤哉 / 岩井秀人 / 志賀廣太郎 / 松重豊 / 寺島進 / 平田満 / 甲本雅裕 / 木場勝己 / 升毅 / ユースケ・サンタマリア / 佐々木蔵之介
番組ADの桜井米は、全国からよせられた手紙をもとに超能力者の取材にでる
しかし、どれもが「びっくり人間」ばかりという現実の中、ある人物を訪ねてついた店では謎の集団がパーティを開いていた
これも「ブラック会社~」と同じように思ってた作品のイメージと違いました
この映画って、カジュアルでおしゃれな感じのライトコメディ&ライトドラマティックな若人が大好きな内容かと思ったら、コメディとしてかなり楽しい、万人受けするタイプの良作コメディでした
本物の超能力者集団が、自分たちの存在を明るみにしたくないと思いつつもひたむきなヒロインにひかれて能力を披露するってな感じかと思いきや、どう見ても主人公は超能力者たちでヒロインとかおまけでした
というかヒロインが絡んでくる方がつまらなく、逆に超能力者たちがメインにすわってるシーンがめちゃくちゃおもしろい
とにかく笑いの間がうまくて、場内のみんなで周りを気にすることなく大笑いしてました
しかもけっこう笑いを誘うシーンがシンクロしてて、「あれ?笑ってるの俺だけ?」ということなく、同じシーンでみんなで声をあげて笑ってましたね
そういう意味でも万人受けするコメディだと思いました
話的には本当に超能力者たちがメインで、そこに細男とかがからんでくるみたいな感じでヒロインがサブシナリオのメインみたいな立場で入ってくる感じ
実際、ヒロイン不在の中盤までの細男とのからみだけでも十分におもしろい
というか、詳しくは言いませんがむしろ細男が主役でいいんじゃないのか、と思っちゃうほど
しょうじきヒロイン周りのエピソードとかもっと短縮してもいいんじゃないかっておもうくらいヒロインがおまけ
でも、おもしろいから不思議
ネタ的にもかなり個人的に好きな「こんなどうでもいいことが伏線だったのかよ」みたいなのが多く、後々に「その話も伏線として拾うのか」とコメディパート以外でも終始ニヤニヤして見てました
それだけに本当にヒロインが残念な子で仕方ない
個人的な趣向の問題なんですが、天然でユル系の口調な女の子を「ん?ほら、かわいでしょ」みたいな感じで演じられると反吐がでます
というか、おまえなんか公衆便所で小汚い浮浪者にファックされてしまえとか本気で…いや、なんでもない
ラストのオチも賛否両論ありそうですが、映画としてのまとめとしてはアリかな、と
まあ、じゃっかんそれまでの空気と違うというか、そこまでやらんでも気持ちよく終われるんじゃないか、とも思いますけどね
最後はちょっとクソ映画認定されてもおかしくない展開でした
個人的には好きですけどね!
別になくてもいいシーンな気もする、よく意味が分からない感じがしたけどね!
深く考えず、とりあえずゆるゆると笑いたい人にぴったりの、かなりわかりやすいコメディ作品でした
個人的評価:80点
オススメ度:透視能力の冷遇っぷりは異常
曲がれ!スプーン 予告
0 件のコメント:
コメントを投稿