監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン / ゾーイ・サルダナ / シガーニー・ウィーバー / スティーブン・ラング / ミシェル・ロドリゲス / ジョエル・デヴィッド・ムーア / ジョヴァンニ・リビージ / ウェス・ステューディ / CCH・パウンダー / ラズ・アロンソ / ディリープ・ラオ
独自の生態系を持つ惑星パンドラ
そこで兄の代わりにジェイクは現地民族ナヴィの体を模した体アバターに神経接続し、部族の中に入り込むのだが
種族を越えた愛、そしてはかなくも人類とナヴィの間に立つことでの悲劇を描く
単純にそういう内容ではありませんでしたね
恋だの愛だのはあることはありますが、この作品のメインじゃなかった感じ
びっくりするほど娯楽に徳化したファンタジーアクションで、ほどよく頭の悪い展開のある男の子向けな感じの内容
いい映画ではなく、楽しい映画って風な印象
元海兵隊のジェイクさんは脊髄を損傷し、車いす生活をしている設定
パンドラ行きのために低温睡眠装置みたいので6年近く眠ってたジェイクさんですが、その間に兄が死んじゃってて、そのお兄ちゃんが参加する予定だったアバターの操縦者として代わりに参加するんですね
で、科学者たちはナヴィの生態を研究したりして共存しようとしてるんですが、軍人さんたちは地下資源を狙うばかりでナヴィたちを害虫くらいにしか思ってない
そんな科学者と軍人から相異する使命を与えられたジェイクさん
でも、本人はナヴィとしてのジェイクで自由に飛び回ってひゃっほいに夢中、って流れ
いい感じで脳筋なジェイクさんの「おまえ使命とかどうしたんだよ」ってくらいのナヴィとして、彼らの生活をゼロから現地で学んでいくさまを楽しむ序盤
いかにもファンタジーながらも、すごいテンポよく進む上にしめる部分とゆるめる部分がうまく調整されてるんで、まったく飽きないですね
人とナヴィの間に立ちながらも、あんまりくよくよ考えないジェイクさん
しょうじきそういった要素を入れないのは正解だと思いましたね
とにかく楽しい映画、観てて気持ちいい映画、頭でっかちになりすぎない心地よさがあります
あとはCGの部分ですが、もうね、CGがうんぬんとかどうでもいい
CGはあくまで手段であって、目的じゃない
そこらの手段と目的をはき違えたCG多用映画がかすんでみえます
このアバターという作品をつくる上で必要だから、こういったCGの使い方をしてるからこそ、まさに「パンドラという星がそこにある。ナヴィや独自の生態系がそこにいる」って感じ
そして映画的な手法もきちんとしてて、その延長線上に特殊効果があるから「はいはいCGCGみたいな」違和感のようなものはほとんど感じませんでしたね
そしてクライマックス
もう男の子本能をびしびしとついてくる燃える展開
ひさしぶりに「おいおい、これからどうするんだ・・・って、おお!」みたいなドキドキと興奮を味わいましたね
しかも「GIジョー」みたいなくどさはいっさいなく、かといって物足りないなんてことはない
熱いわー、おっちゃんマジで大興奮したわあ
3時間とかの長尺で途中休憩とかないけど、マジであっというまにラストまで走りきりますね
しかも伏線の回収も忘れずきちんとしてる丁寧さ
逆に言えばガッチガチの深いストーリー展開な「高級料理」を期待したり、恋人としっぽり観たい「おしゃれ感」を期待してる人は合わないかもしれません
葛藤とかドラマ性の薄い悪く言えば幼稚な内容
でもそこがいい…
あくまで男の子が大好きなガチなファンタジーアクションですので
そんな感じで理屈抜きで頭からっぽにして楽しめる、純粋に楽しい映画でしたね
個人的評価:100点
おすすめ度:細かいあらとかどうでもいいと思える人向け
アバター 予告
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