監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ / ウィル・パットン / イライアス・コティーズ / ハキーム・ケイ=カジーム / コーリイ・ジョンソン / エンゾ・シレンティ
アラスカ州ノームで、夜中に夫を何者かに殺害された心理学者のタイラー
夫の研究をついで街で起こっている集団睡眠障害を調べることにするのだが
予告を観たときから気になってた、というか私のB級センサーにビンビンくるものがあったので、こりゃもう早々に観にいくしかねえって感じで鑑賞
結論からいえば、今さら感が漂う方向のトンデモ映画でしたね
いや、まあ、嫌いじゃないけど、さすがに”そっち系”の作品をわざわざ今になって映画化しちゃうのか、と
心理学者のタイラーさんが街で体験したことを実際の記録映像を交えて、インタビューに応じる感じで作品はできてます
その所々は再現映像としてヴィッチさんが演じる形で、記録映像+再現映像というどこぞの超常現象番組みたいなノリ
毎夜、からなずなぜが目がさめてしまい、そのときに決まったように白いフクロウに見つめられている・・・という複数人が同じ証言をしている
その原因を探るべくタイラーさんが催眠療法を試みる、と
いったい何が起こっているのか?という中、催眠療法をおこなった患者が問題を起こしたり、他の患者の催眠中に奇怪な出来事がおきたり・・・観てる側の興味をひくには十分すぎる話の運び
ですが、ここから先は詳しく書きませんが、ホントに「え?”そっち系”に話すすんじゃうの?」って感じで
このある意味で「ネタバレ」を知った時、多くの人は「えー」という風に思って、人によってはクソ映画認定もしちゃうかもしれませんね
そのくらいネタバレがいろんな意味で古くさい題材
実際の記録映像+再現映像(作中で再現であると語っている)を提示して、話をすすめるのは映画としてはアリな手法だけど、肝心のネタが・・・もうちょっと違うベクトルを期待してたんだけどなあ
ぶっちゃけネタバレをしてもいいんじゃないか、とも思うけど、まあ、気になる人は劇場でガッカリすればいいじゃない
でもそんなネタ部分以外の映画としての演出はけっこうよかったですね
トンデモ映画のくせにへんな所で作りが丁寧で、食事前の神様に祈りを捧げる所とか、座って頭で考えてるだけって所とか、個人的にはそんな細かい演出は好きです
さすがにある患者の催眠時のびっくり映像は卑怯だと思いましたが
そんな感じで多くを期待しないか、B級耐性がある人は楽しめる内容かと
しょうじき「ディセント」みたいな方向の映画じゃないことは確か
あと、エンディングのスタッフロールでずっと字幕を読んでる作品は初めてでしたね
お客さんも席を立つにも立てずに釘付けでした
いや、別にエンディングがおもしろいってわけじゃないです、念のため
個人的評価:60点
オススメ度:俺が神だ
フォース・カインド 予告
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