2011年6月4日土曜日

クレイジーズ (2010/米)

監督:ブレック・アイズナー
出演:ティモシー・オリファント / ラダ・ミッチェル / ジョー・アンダーソン / ダニエル・パナベイカー / クリスティ・リン・スミス / ブレット・リッカビー / プレストン・ベイリー / ジョン・エイルワード / ジョー・リーガン / グレン・モーシャワー / ラリー・セダー / グレゴリー・スポールダー / マイク・ヒックマン / リサ・K・ワイアット / ジャスティン・ウェルボーン / チェット・グリソン / ターマス・ラウンズ / ブレット・ワグナー / アレックス・ヴァン / リン・ローリイ




小さな田舎町の野球場にショットガンを持って乱入してくる狂気じみた男
男は保安官によって対処されるものの、住人たちがじょじょに狂気に染まっていく

これぞホラー映画という感じの基本をがっちり押さえた良作でしたね
ホラーとして必要な要素がぎっちりみっちりつめこまれていて、オーソドックスな内容だけどあまりに直球な作りがかえって良い方向に働いてます
思えば、こういう「普通の」ホラーってそんなに観てない気がします
そこらのクソB級ホラー映画を数本こなすくらい内容があって展開も早く、かなり満足できる作りになってました

小さな町の住人が凶暴化…いったいなにが起こってるのか?
という出だしではあるけど、あっという間に「なにが起こってるか」という部分が判明し、というかそこからがこの作品の本編
ひとつのみどころは「凶暴化」の部分
主人公たちはなんとか逃げ延びようとするんですが、極限状態の中で正常な精神を維持する方が難しい
つまり「パニック症状」なのか「凶暴化」なのか判別できないじゃん、と
もうひとつの見どころはヒロインの立場
このヒロインは医者であるってのがミソで、「医者として凶暴化してるかもしれない自分がこのまま逃げていいのか」という部分を頭において気持ちを察しながら観ると、また違った印象を受けるでしょう

ちゃんと最後にはホラー的なバトルも用意されてるし、オチも変に狙いすぎてない「うん、やっぱそうくるよね」って感じで良い
良く言えば安定感のある、悪く言えばトガったところがない、という感じ
あと、じゃっかんゴア描写が足りない気がしますが、まあ、気にするほどでもないかもしれません

個人的評価:90点
オススメ度:汚物は




クレイジーズ 予告


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