監督:J・J・エイブラムス
出演:ジョエル・コートニー / エル・ファニング / カイル・チャンドラー / ライリー・グリフィス / ライアン・リー / ガブリエル・バッソ / ザック・ミルズ / ロン・エルダード / アマンダ・ミハルカ / ジョエル・マッキノン・ミラー / ジェシカ・タック
母親を亡くして四ヶ月、少年ジョーは友人たちと映画を作っていた
駅での撮影中、列車事故に巻き込まれたジョーたち、そしてその積み荷には大きな秘密があった
雰囲気的にはアメリカの片田舎での少年冒険もの
というかSF、パニック、青春、コメディ、サスペンス…ホントにいろんな要素がごった煮になってる作品ですね
列車事故によってなんかやばい「モノ」が解き放たれ、小さな町では徐々に異変が起こり始める
そんな中でも少年少女たちは映画作りに情熱を傾けて、大人の抑制に抵抗しながら青春してるわけで
なんともいえない懐かしさを感じます
この「懐かしさ」っていうのは、自分が子供の頃にドキドキしながら観たエンターテインメント映画を思い起こす「懐かしさ」ですね
昔の楽しかった、そして記憶の中で美化された映画の思い出をまんま形にしたような作品
列車の積み荷によって事態は深刻化していく中、少年たちだけが真相に近づいていって謎を知っていく、というざっくり言えばそんな内容です
少年たちが大人たちの世界と現実の冷酷さに触れながらちょっとは成長しつつ、だけど受け止めきれない重さは取りこぼしながらただ前に向かって進んでいく…そんな昔はよくあったような展開が懐かしおもしろい
まあ、そう「懐かしい」と感じたなら作り手の狙い通りなんでしょうね
演出的にも序盤の列車事故シーンのど派手さから、いっきに見えそうで見えない「なんか分からんけど大変なことがおこってる」という想像力を刺激してくる流れになり、もう先が気になって気になってしかたがない
だけどちょっと期待しすぎたのかもしれませんが、終盤にかけてなんともご都合主義な展開が目に余りました
「地下」からそっこうで正解を連想したり、ピンポイントでバスが襲われたり、足がなくなったらすぐ車が通りかかったり、なんかそっこうで心が通じたり…
最後も最後でなんかいい話だったなあ、という流れにもっていこうとしてるけど「いや、さすがにいい話とか思えないから」と言わざるえない
がんばってる親たちの描写とジョーと積み荷のつながりの描写がイマイチ足りない気がしたのは私だけではない、はず
そんな感じで期待しちゃっただけに粗が目立ったけど、B級映画として観ればおいしくいただける内容でした
個人的評価:75点
オススメ度:中盤までとエンディングは最高におもしろかった
SUPER 8 予告
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