2011年6月14日火曜日

X-MEN:ファースト・ジェネレーション (2011/米)

監督:マシュー・ヴォーン
出演:ジェームズ・マカヴォイ / ミヒャエル・ファスベンダー / ケヴィン・ベーコン / ローズ・バーン / ジェニファー・ローレンス / ジャニュアリー・ジョーンズ / ニコラス・ホルト / オリヴァー・プラット / ゾーイ・クラヴィッツ / ルーカス・ティル / ジェイソン・フレミング / ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ / エディ・ガテギ / アレックス・ゴンザレス





ミュータントも人間も受け入れて共存を目指すチャールズと、己の憎しみに力を使うエリック
ふたりは共通の敵を追うことで友情を深め、徐々にチャールズは仲間を増やしていく

人気シリーズがよくやる安易な原点もの、とさして期待せずに観たわけですが思った以上にしっかりと作ってあってビックリ
誰もが知ってるチャールズとエリックの決別というラストが分かっていながらも最期まで楽しめました
個人的にX-MENの知識はあんまりないんですが、それでも分かりやすく「X-MEN」であることにあぐらをかかないデキでしたね

ミュータントを集めて訓練し、なんか悪巧みしてるショウ
それを阻止するべくCIAと協力するチャールズ、恨みのある仇敵としてショウを倒さんとせまるエリック…ふたりが別々の道からショウを追いつめ、やがて道がひとつに重なっていく
チャールズ、エリック、ショウ、それぞれのミュータントと人間に対する考え方によって集められたミュータントたちの心は揺れ動き、己の進む道を定めていく
みたいな感じのお話ですね

個人的な、かなり個人的な意見ですが、初期に集められたミュータントさんたちって微妙に地味じゃないかな、と思わざるえない
まあ、そこはチームとしての未熟さが出ていていいといえばいいんですが
いちおファンサービスとしてミュータントを探すシーンで有名どころのキャラもちょこちょこ出てきます

ストーリーもけっこう一本の映画として楽しめるもので、単純にチャールズとエリックの決別に重きをおいたものじゃなかったのがよかった
シリアスにいくところはキチンとしめて、軽く息抜きできるところは突き抜けて描く、メリハリがよくできてる感じでした
なによりチャールズとエリックの関係が、最初は「友情とか無理だろ」と思ってたけどけっこううまくいってましたね
優しいだけじゃない厳しさを持ち合わせるチャールズ、負の感情の中にも温かい心を残しているエリック、ふたりが絡んでくるシーンはホントにおもしろい

アクションとしてのクライマックスの盛り上がり、ストーリーとしてのラスト、チャールズとエリックのお互いを信じ合う気持ち、すべてがうまくまとまっていた作品でした

個人的評価:90点
オススメ度:おっさんじゃなくても実写マグニートーコスチュームはちょっと…ね




X-MEN:ファースト・ジェネレーション 予告

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