出演:アンジェラ・ベティス / ベン・コットン
幼い頃、友人ともども殺人鬼に捕まった経験のあるジョーン
その時に殺人鬼は死んだはずだったが…
本格的な夏ってことで定番のホラーものを鑑賞しようじゃねえか、コノヤロー
というわけで、「SAW」を通して観たので類似系でアレな感じの作品をチョイスしてみたわけで
まあ、あまり他の作品と比べるのはよくないかもしれませんが、観た印象としては「SAW」からストーリーと緊張感をざっくり削り、複雑なゲーム&装置のアイディアを取っ払い、ゴア描写を洗い流した感じですね
うん、そうだね、クソB級映画だね
主人公の女ジョーンが兄とその娘がいる生まれ故郷に帰ってくる
彼女は10代の頃に近所の殺人鬼にとらえられ、拷問されながらも生き残った唯一の被害者、という過去を持っていた
未だにそのトラウマに悩まされ続けて生活する中、帰ってきた故郷でも兄の娘の友人たち若者の間でジョーンを襲った殺人鬼と似たような手口の殺人が起こり…
という感じの内容
被害者が出ていく中で、少しずつジョーンの殺人鬼に捕まってた当時の記憶が鮮明によみがえりはじめていくような描き方で、現実の事件と過去の事件を平行して描いてます
とりあえずダメだな、と思ったのが殺人鬼が被害者を痛めつける「殺人ショー」の要素がクライマックス以外に皆無だってこと
「あれ?あいつが行方不明だ」→死体で発見という流れで実際に殺人鬼が被害者に手をかけてる描写がないんですね
そのせいで緊張感がまったくなくなってしまってる感じ
さらに殺人鬼のゲームじたいも陳腐で、単純なルールでとくに斬新な痛めつけ方じゃないから盛り上がりもクソもない
ホラー映画なのに観てて眠くなる上に、ぶっちゃけ私は寝たけど途中途中をかいつまんでるだけでも問題なく鑑賞できます
それでもあえて良いとこ探しをするなら殺人鬼の正体は誰なのか、ってとこが見どころですね
選択肢はそう多くはないですけど
終盤に観てて「痛い痛い」と思えるホラーっぽいシーンもありますが、まあ、ほぼ全編にわたって眠い作品でした
個人的評価:30点
オススメ度:殺人現場の観光化とかアメリカでは常識なのか?
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