2011年8月12日金曜日

SAW V・VI・THE FINAL (2008・2009・2010/米)


監督:デビッド・ハックル / ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル / コスタス・マンディロア / スコット・パターソン / ベッツィ・ラッセル / ジュリー・ベンズ / ミーガン・グッド / マーク・ロルストン / カルロ・ロタ / グレッグ・ブリック / ローラ・ゴードン / ジョリス・ジャースキー / マイク・バターズ / アル・サピエンザ / マイク・リアルバ / シーラ・シャー / サマンサ・レモール / ジェフ・パスティル / ニーアム・ウィルソン / トニー・ナッポ / ティム・バード



「ジグソウ」を追っていた捜査官は彼の遺体を発見し、また自らも死の装置にかけられてしまう
一方、「ジグソウ」の後継者によるゲームもすでに始まろうとしていた

なというか、もうめんどくせえってんで残り3作をいっきに片付けてみました
しょうじき4以降は同一のシリーズであって、後半の4作品まとめてひとつの作品として扱ってもいいんじゃねえの、ってくらい個々の作り込みが浅い
いずれも1~3で描かれたものを引き延ばして新解釈を加え、連続ドラマ的な手法で作られてますね
というか、マジで4以降はテレビドラマのノリ
ぜんぜん映画を観てる気分にはなれない

5、6、ファイナルはジグソウ亡き後の後継者編みたいな展開で、でも結局は後継者の小物っぷりアピールによってジグソウがどれだけ偉大だったかを表現してるだけ
話の流れとゲームの内容との関連性が薄く、「とりあえずジグソウの遺志どおりにゲームすすめてます」というだけ
いずれのゲームの装置にしても印象に残るものはそんなになく、単なる殺戮ショーになっちゃってる感じ
観る人もほぼこの死の装置によって今回はどんなグロシーンがあるのかな、という点しか注目してないんじゃないですかね

だけどぶつぶつ言いながらもなぜか最後まで付き合ってしまう魅力はあります
まあ、初期のシリーズのおもしろさを引きずって惰性で観てるってのが大きいんでしょうが
だけどここで映画としてではなく、テレビドラマとして見てみると「うん、まあ、おもしろい」となります
とりあえず映画としてはアレだけど、ドラマとしては良い感じなんですね

で、結局、最後まで付き合ってみたわけですが、なんだかんだで「何がしたかったのか」という部分がよく分からない終わり方でした
一連の事件によってジグソウが完成したらなんだったっていうのか、そこら辺がちょっと消化不良
しかも「実はこいつもジグソウとつながっていた」というネタは後出しじゃんけんでどうとでもなるだろうし、それを言い始めたらなんでもアリじゃねえか、と言わざるえない

いちおファイナルで完結らしいですが、どうみても不人気ドラマの打ち切りエンドにしか思えないのは悲しいですね
後半のストーリーを組み立ててしまったゆえにファイナルまで続けたけど、もう限界って感じなんでしょうか

個人的評価:60点
オススメ度:無駄に3D意識しすぎでお寒いですわ





SAW V・VI・THE FINAL 予告






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