2011年10月22日土曜日

脳内ニューヨーク (2008/米)

監督:チャーリー・カウフマン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン / サマンサ・モートン / ミシェル・ウィリアムズ / キャサリン・キーナー / エミリー・ワトソン / ダイアン・ウィースト / ジェニファー・ジェイソン・リー / ホープ・デイビス / トム・ヌーナン / セイディー・ゴールドスタイン / ロビン・ワイガート / ジェリー・アドラー / リン・コーエン






劇作家であるケイデンにおとずれる大小様々な不幸
そんな折、演出した舞台が賞をとり大金が転がり込んできて…

なんというか、ひじょうに感想というか思ったことを書きにくい映画でしたね
だって、こんなパッケージ見たら「アホ丸出し」なやりすぎコメディだと思うじゃない?
それなのに、フタを開けてみたらぜんぜん違って、なんとも「分かる人には分かるんじゃねえの」的なスタンスがぷんぷん匂ってくる内容だし
ちょっと考えて「ウフフ」と紳士的に(?)笑う、みたいななんとも言えない作品…?
うーん、こうちょっと濁した言い方しかできないくらい、個人的にあまりこの映画を理解できてないですね

笑えるようで笑えないちょっとシュールな日常の中、なんとも小さな不幸を積み重ねる主人公のケイデン
とうとう妻と子供は出て行ってしまうまでにいたるが、そんな時、重大な賞に選ばれた連絡が入る、というのが序盤の展開なんですが、ね、こう文章で書いてもちっとも伝わらないと思います
というか、うまく伝える能力が私にはないです
シュールな世界観系コメディかな、と最初は思って観てたんですが、どうにも話の進み方は重いし「笑っていいのかそうでもないのか判別が難しいシーン」が多すぎる

ようするに「天才」劇作家の主人公が見ている世界をまんま投影してるって演出だと思うんですが、それがリアルからちょっと外れたリアルな世界で、どうせなら思いっきり誇張した異世界めいたものを描いてくれればすっきりするのに、なんとも中途半端に現実的すぎる
さらに時間軸もごっちゃごちゃで、「ケイデンの世界」に付き合うのはホントに疲れます
でも、それが不思議と苦痛じゃなく、みょうに楽しいから不思議なんですね
テンションが終始一本調子なんで眠くはなるけど、つまらないというわけじゃない
なんか変わったものを見せられて、それを己の中でかみ砕いて理解しようとしてるうちにラストをむかえるので知恵熱みたいな感じで個人的に眠くなったのかもしれませんね

全身劇作家の世界、人を選ぶけどなんともいえない変な味があるのは確かでした

個人的評価:70点
オススメ度:分かりづらいグイド・コンティーニ




脳内ニューヨーク 予告




脳内ニューヨーク [DVD]
ポニーキャニオン (2010-07-21)
売り上げランキング: 48159

0 件のコメント: