監督:スティーヴン・クエイル
出演:ニコラス・ダゴスト / エマ・ベル / マイルズ・フィッシャー / アーレン・エスカーペタ / デヴィッド・ケックナー / トニー・トッド / エレン・ロー / ジャクリーン・マッキネス・ウッド / P・J・バーン / コートニー・B・ヴァンス
サムたち一行は会社の社員研修にいくことになる
その道中、バスが工事中の橋にさしかかると、急に大崩落事故がおこり…
はい、もう最初のシチュエーションと死に方以外は安心のいつも通り映画ですね
もうこちとら鼻歌まじりで最初のシーンで死ぬキャラ&順番を覚えるの余裕ですわ
でもそこはそれ、作り手もバカじゃないってんで、今作から新ルールが追加されます
それは「死の運命を持つものが自分の順番の時に誰かを殺せば、そいつと運命を入れ替えて死なずにすむ」というもの
しょうじき驚くような追加設定じゃないけど、これがいい感じに働いた瞬間、この作品の評価が大きくプラスの方向に動きます
ストーリーはもう言うまでもなく、死の事故の予知夢を見た主人公サムが「やべえって、みんな死んじゃうって、逃げろ!逃げろ!」って感じで死を回避
でも、いつもの謎のおっちゃんに「死は欺けないしぃ~。超ウケるぅ~」とか言われ、その言葉どおりに生き残った面々が次々に事故死していく
というホントにシリーズ5作を重ねてもブレない同じあらすじ
今作でちょっと違ったのは皆なんとなく「死の運命的なものがあるかも?」と感じているところ
ここだけはいつものように主人公が最初からまわりして皆を説得するけど信じてもらえない、という展開を排除してますね
そのかわり信じてくれない用のキャラが別に用意されてます
いよいよもって死に様バラエティとして開き直って作られている今作ですが、しょうじきひとつひとつの死に方がいまひとつパッとしない
さすがにもうひとりひとりの死が軽く感じられちゃって、観てる側は次に誰が死ぬかも分かってるわけだし、なんとも退屈
死に様バラエティもいいけど、それをふまえたもう一歩先の「はいはい、死んだね…って、え?!なに?なに?」みたいのがほしいですね
終盤までホントに「これ」といったものもなくダラダラと話が進む
それでもこのラストはちょっとおもしろい
自分の死を回避するには、身代わりに誰かを殺せばいいという新ルールが「複雑になりすぎることなく」いい感じのスパイスになってオチをおもしろくしてます
「そうきたか」→「ああ、そういうことか」とラストの展開で思えただけで評価を上方修正せざるえない
シリーズファンの人なら特に「あ、そうくる」と思えるでしょう
そんな新ルールもいいですが、今までの死の順番を飛ばす設定も取り入れて、もうちょっとだけ複雑な展開にしてくれれば最初から最後まで楽しめたかも
あとは、もっと死に方をピタゴラスイッチっぽくしてくれれば完璧
ちょっと今回のはみんな死に方が直球すぎな気がしました
そんなわけでテレビの新番組編成のあいまにやるスペシャル番組的な存在で、たまに観る分にはおもしろいいつもの死に様バラエティショーな一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:シクヨロ~
ファイナル・デッドブリッジ 予告
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