監督:三谷幸喜
出演:深津絵里 / 西田敏行 / 阿部寛 / 竹内結子 / 浅野忠信 / 草なぎ剛 / 中井貴一 / 市村正親 / 小日向文世 / 小林隆 / KAN / 木下隆行 / 山本亘 / 山本耕史 / 戸田恵子 / 浅野和之 / 生瀬勝久 / 梶原善 / 阿南健治 / 近藤芳正 / 佐藤浩市 / 深田恭子 / 篠原涼子 / 唐沢寿明
やる気だけが空回りなおちこぼれ弁護士のエミが最後のチャンスとして与えられた案件
その被告の無罪を証明する証人は大昔に死んだ落ち武者の幽霊だった
ポップコーンをぼりぼり頬張りながらクスクス笑ってだらーっと観るのに最適なコメディでした
しょうじき観る前に思ってたイメージを大きく逸脱する「何か」はなかったですが、ホントに安心して作品に身を任せて観ることができるので大きなハズレ要素はなかったですね
突き抜けたものはないけど万人受けする良作、といった印象
幽霊が証人として法廷にあがるけど、姿も見えないし声も聞こえないとかどうよ?というシチュエーションであれこれコミカル大騒ぎする、という内容なんですが、まあ、大方の人が想像してる通りなお話ですね
とりあえず落ち武者である六兵衛のナイスキャラっぷりとエミの掛け合いが楽しくて、さらにそこにまたナイスなキャラな脇役たちがからんでくることで楽しさが倍増してます
法廷ものだけどあまり固い流れはしないで、とりあえず楽しければいいじゃない的なノリでシリアスでリアルすぎる展開にならないのはよかった
けっこう舞台劇っぽさが抜けてて、外に世界が広がってる感はちゃんとしてるので「映画」として観ることができたのは個人的に意外でした
もっと舞台劇っぽいのかな、と思ってたので
コメディとしては完全にすべってて笑えない…というところもあるし、わりとベタなネタが多いですが、大きな笑いより小さい笑いを積み重ねてくるコツコツ系なコメディなので「あー、この笑いは俺には合わないなあ」という人をなるべくださない作りの努力は感じます
事件の真相を解明していくミステリー要素もかなり分かりやすくなってるので、頭空っぽにして観てても問題ないですね
あと、たぶん色々と小ネタが仕込まれてるようなそうでもないような感じがするんですが、気のせい…ですかね
エンドロールのキャストを見て「無駄すぎるキャスティングが逆におもしろい」的な小ネタは気づきましたが…
というわけで、誰が観てもわりと楽しめる、そんな大衆向け娯楽作品としてよくできた一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:良い意味で観た後に何も残らない
ステキな金縛り 予告
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