2011年10月16日日曜日

ブリッツ (2011/英)

監督:エリオット・レスター
出演:ジェイソン・ステイサム / パディ・コンシダイン / エイダン・ギレン / ゾウイ・アシュトン / デヴィッド・モリッシー / マーク・ライランス / クリスティーナ・コール / ルーク・エヴァンス / ロン・ドナキー / ネッド・デネヒー / ニッキー・ヘンソン








刑事のブラントは行きすぎた暴力により新聞沙汰になることもしばしば
そんなブラントの管轄下で連続警官殺し事件が発生し…

みんな大好きジェイソン兄貴の新作ってことで観に行かないわけにゃいかねえぜブラザー
まあ「メカニック」はすっかりスルーしてるけど気にしない
イギリス映画っぽいスタイリッシュでPVの延長線上のような作りの作品かな、と思ってたんですが、なんともいえないデキになってましたね
一言でいうなら「ジェイソン兄貴でもってる映画」

犯罪者に存分に暴力をふるえる刑事という仕事を天職とするブリッツは、いろいろと問題をおこしている中で「警官殺し」の事件を追うことで挽回のチャンスを与えられる
別の分署からやってきたゲイとコンビを組んで犯人を追う、という非常にシンプルなストーリー
すぐに犯人の目星がついたり、いろいろと設定がでてきたり、サブストーリーも展開するテンポのいい作り…といいたいところだけど、実際はごっちゃごちゃになってるだけ
シンプルで重たい格安クロスバイクにごてごてとオプションを取り付けた結果、なんとも付けた本人はカッコイイと思ってるだろうけど端から見たら「うわ、ダサっ…」ってイメージ

まず黒人婦警さんのエピソードが無駄に長い
この尺の作品でそこまで時間割いて描きたいことなのか、と言わざるえない
そのくせに主人公はゲイの刑事とはなんか唐突にコンビを組んで、いわゆる「リーサルウエポン」的なバディものの刑事ドラマにもっていこうとするけど、肝心の相棒のエピソードが薄すぎる
主人公の設定として「ブラックアウトが…」とたまに言うけど、その設定がまったくいかされてなくて、本気で「その設定いるのか?」と思わざるえない
アクションシーンもなんかイマイチで兄貴主演のわりにこれといったすごいアクションがない
で、軸となる事件の真相ですが、真相もなにも「実は○○だった!」という事件の裏に隠されたものがない
あまり映画作品について深く語れる言葉をもたない私でも「なんかブレブレな作品だなあ」と分かるほど、ホントにブレまくりな内容

シンプルな内容でもどっしり構えた作りな映画は面白いけど、こういう軽くってブレてる映画はどうにもならないなあ、と
マジでこれジェイソン兄貴が主演じゃなかったら観る価値を失うんじゃないか
というわけで、総合的にすっごいつまらないわけでもないけど、悪い意味で「普通」な一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:無敵ぶりといい説教しながらボコるところとか、兄貴はセガール先生の位置を狙ってるのか?




ブリッツ 予告


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