監督:クレイグ・ギレスピー
出演:アントン・イェルチン / コリン・ファレル / クリストファー・ミンツ=プラッセ / デヴィッド・テナント / イモージェン・プーツ / トニ・コレット / デイヴ・フランコ / リード・ユーイング / ウィル・デントン
チャーリーは昔のオタク仲間とともに失踪した友人の家にいくことになる
そこでチャーリーの隣人がヴァンパイアだと言われるのだが…
誰がどうみてもB級ホラーなんですが、実際もまあ予想通りのB級っぷりでした
が、意外とコメディの要素が強くなく、かといってシリアスすぎずな感じでかなりバランスのいい作品でした
B級はいけるけどアホアホなコミカルホラーが嫌って人も安心して観れるんじゃないでしょうか
なんかリメイク作品らしいですが、にわかな私はもちろん元映画は未見です
隣人がヴァンパイアとかアホらしい、と思ってたチャーリーくんだったけど数々の状況からマジ話だと悟ります
で、恋人と母親を守るためになんとか対策をたてようとヴァンパイアさんの家に忍び込んだり、怪しい芸人に会ったりする…みたいな内容ですね
しょうじき序盤の学園ライフ+ヴァンパイアというノリが退屈で、このままコミカル学園ヴァンパイアものでいくのかな、とあくびが隠せません
しかし、その序盤を乗り切ればあとは一気にラストまで突っ走っていくので、とりあえず最初はがまん
けっこう緊張感があるシーンも多く、締めとゆるめの緩急がきちんとできてるので中盤以降はホントに退屈しらず
とにかくヴァンパイアのジェリーさんの笑顔がチャーミングで、なんとも胡散臭い笑顔でもあるんだけど魅力的で素敵です
あとはヴァンパイアハンター芸人のピーターさんの無駄にヘタレかっこいい様も素敵で、ジェリーさんとピーターさんのキャラが強烈すぎてじゃっかん主人公の影が薄くなってる気がしないでもない
そんなキャラ祭りな様相を呈しつつも物語はどんどん「おいおい、この先どうなるんだよ」という流れの連続と、一カ所にとどまることなく展開する場面がクライマックスに向けて加速され、どんどんおもしろくなっていきます
バカカッコイイながらもバカすぎないバランスのとれたB級ホラー、最初の退屈さをしのげばホントにどんどんおもしろくなる一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:いや、普通は目の前のファック優先だろ
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