2012年4月10日火曜日

アーティスト (2011/仏)

監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン / ベレニス・ベジョ / ジョン・グッドマン / ジェームズ・クロムウェル / ペネロープ・アン・ミラー / ミッシー・パイル / ベス・グラント / ジョエル・マーレイ / エド・ローター / ビッツィー・トゥロック / ケン・ダヴィティアン / マルコム・マクダウェル / ベイジル・ホフマン / ビル・ファガーパッケ / ニーナ・シマーシュコ / スティーヴン・メンディロ





サイレント映画時代、時のスター俳優であるジョージは、ひょんなことからひとりの魅力的な女性ペピーと出会う
そんなペピーはこの出会いをきっかけに女優として登り詰めていき…

アカデミー賞がなんたらってんでもっとお堅い話かと思ったら、なんともおフランスチックな小洒落た作品でした
どう観ても大人の女性をターゲットにしてる内容で、韓流ドラマとかありがたがって観てる世代にはどストライクな感じでしょうね
もっと華やかさ&お洒落感を前面に出してPRして、ベリーソフトな感覚な大人のロマンスよーん的な売り方をした方がいいんじゃないッスかね

作品内の時代をいかしたモノクロ&サイレント、耳障りのいいBGMという描きかたをしていて、しょうじき眠くなるんじゃないかと心配でした
でも要所要所でコミカルなシーンやキュートなワンちゃんのシーンをはさんでくるんで、けっこう眠気はなんとかなります
まあ、それでもじゃっかん意識を持って行かれそうな時はあるんで体調的にしっかりした状態で観た方がいいでしょう
そんなサイレント作品だけにストーリーは極力シンプルになっていて、そう頭を使うまでもなく容易に内容は把握できますね
「なんかどっかで観たようなストーリー運びだなあ」という気がしないでもないけど、このくらいシンプルな方が作風的にいいのかもしれません

サイレント=声がない、ということをかなり意識していて、声関連の洒落たネタ演出が多くちりばめられていて、それでいてお高くとまってるところがないんで気持ちよく観ることができるのはいいですね
そしてなによりワンちゃんがナイスすぎる
犬好きじゃなくてもこのキュートな演技をみせられたら頬がゆるむでしょう
総じてすんごい感動できるっていうでもないし、すこぶるハッピーになれるってわけでもないけど、とにかく主人公たちのキャラを含めこの映画の雰囲気に酔えればちょっとした心地良いひだまりに身をゆだねるくらいの幸福感は得られるかもしれません

個人的評価:75点
オススメ度:ちょっとだけ上品に、午後のひとときに紅茶とクッキーをセットで用意して観たい映画




アーティスト 予告

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