監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:サム・ワーシントン / リーアム・ニーソン / レイフ・ファインズ / ダニー・ヒューストン / エドガー・ラミレス / ロザムンド・パイク / ビル・ナイ / トビー・ケベル / ジョン・ベル
神ゼウスと人の間に産まれた半神ペルセウスは息子とともに人として生きていた
しかし世は信仰の薄れにより神の力が弱まり、地底に封じられた魔物がよみがえろうとしていた
しょうじき前作の印象があまりよくなくて、その内容を思い出そうとしてもなんかでっかいサソリと戦ってたのしか思い出せないんですよね
まあ、それでも続編を作るんだからよっぽど自信があるんだろうと二作目で化けることを期待して観たわけですが…
うーん、どうにも予告編から分かる派手さは確かにあるんですが、肝心の中身が薄っぺらすぎてどうしようもない
内容なんてどうでもいいから楽しければそれでいい、というB級耐性はあるつもりなんだけどそれにしても楽しくない
つーか、アクションシーンで眠くなったのには自分でも驚いた
半分神様だけど息子といっしょに人として生きる道を選んだペルセウス
しかし人々は神に祈ることをしなくなり、神の力が弱まったことで地の底タルタロスに封じられた魔物や神に仇なすタイタン族のクロノスが目覚めつつあった
ゼウス、ポセイドン、アレスは地底の支配者ハデスに協力を求めてタルタロスの修復を試みるがハデスとアレスが裏切ったことで事態は悪化
地上の各地に魔物であるキメラが現われ、ペルセウスの村にもその襲撃の火の粉がふりかかり…という序盤の流れなんですが、このキメラ戦までは先を期待させつつアクションシーンもおもしろい
だけどそこからタルタロスに向かうための冒険パートがはじまった途端にダルくなります
なんか前作でもアドベンチャー要素がすっごいダルかった気がするんですが、たぶん気のせいじゃないよね
はっきり言って空気な存在でしかないポセイドンの息子を仲間にして、なんか画面上は派手だけど盛り上がらない冒険の果てにタルタロスへ
かなりシンプルな目標&物語なのにそれをさらに引き延ばし、薄めた話の展開に欠伸しか出ません
いや、ホントに画面上は派手でド迫力なシーンが続いてるんですよ
だけどなんか退屈さの方が上回っちゃってる感じ
クライマックスもいよいよ盛り上がってきたかな、と思ってたらなんか結局は盛り上がりきらない
父と子、兄と弟みたいなそんなのを描きたかったんだろうけど、もうそういうドラマ部分はあんまり掘り下げない方がよかったんじゃないですかね
「兄がー」「弟がー」「息子がー」とか単調に繰り返すだけで重みもくそもありゃしない
極めつけはラスボスの最期のくだりがあまりにアレすぎる
だだっ子みたいに暴れるラスボスに弱点武器をポイ捨てしたら、なんか雑魚キャラみたいにあっさり倒れちゃった…みたいな感じ
って、なんか微妙にネタバレか?
そんなわけで本当に内容とか気にしない、見た目が派手ならなんでもOKって娯楽作品が好きな人なら十分に楽しめるかもしれません
けっこう3Dを意識してる迫力ある作りなんで、いっそ3Dの臨場感だけを求めて観るのもアリかもしれませんね
個人的評価:65点
オススメ度:けっきょくペルセウスがずっとポセイドンの形見を使い続けるんかい
タイタンの逆襲 予告
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