2012年10月1日月曜日

ボーン・レガシー (2012/米)

監督:トニー・ギルロイ
出演:ジェレミー・レナー / エドワード・ノートン / レイチェル・ワイズ / ジョーン・アレン / アルバート・フィニー / デヴィッド・ストラザーン / スコット・グレン / ステイシー・キーチ / オスカー・アイザック / コーリー・ジョンソン

CIAの極秘計画がメディアに流れる可能性が出てきたことから、組織は現行の計画の破棄を決定する
それにともないアウトカム計画の産物であり、アラスカで訓練中であったアーロンは命を狙われることになり…

ボーンシリーズのファンの間での悪い評判しか聞かないこの映画版レガシー
実際に自分の目で観てみると…うん、評判悪いのもうなずけますね
設定とストーリーをまんま前作からパクリ、別主人公を描いたサイドストーリー的な内容
もしくはボーンシリーズ好きがリスペクトして作った同人みたいな
だけどこれをボーンシリーズととらえないで「ボーンを真似て作られた特殊エージェントもの」として観ればそこそこのアクション映画と思える

話的にはすんごいシンプルで「やっべ、なんか組織に命狙われてるし。お薬奪ってそら逃げろー」ってだけ
CIAの幹部連中を追いつめるでもなく…というか直接対峙するわけでもなく、逃げながらバトってるだけだもんなあ
敵とのだまし合いみたいなものもなく、アクション部分もホントに単純に「動き回ってる」だけになってる

主人公にしてみても、薬にたよってる設定で劇中の展開でも薬の存在の重要性が大きいのに、「じゃあ、その大事な薬が切れたらどうなるのよ」という部分がぼやけてる
途中、主人公の体調不良になる展開があるのに、なぜかその最中に敵とのバトルを描かない
「このシチュエーションで突発的にバトルはじまったらどうなるのかな?」というアクション映画としておいしいシチュエーションをことごとくスルーしてる気がする

と、悪い点ばかり目立つのも「ボーンシリーズとして」観てるから
シリーズと無関係のアクション映画として観れば問題なくおもしろい
今どきのオーソドックスでいて、ちょい派手な良作アクションっていう評価になると思う
そんな感じでボーンシリーズとはほぼ無関係と割り切って観れれば、それなりに楽しめる一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:さすがにこれじゃ次作に向けての予算が確保できない、か?




ボーン・レガシー 予告

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