監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック / ブライアン・クランストン / アラン・アーキン / ジョン・グッドマン / ヴィクター・ガーバー / テイト・ドノヴァン / クレア・デュヴァル / スクート・マクネイリー / ロリー・コクレイン / クリストファー・デナム / ケリー・ビシェ / カイル・チャンドラー / クリス・メッシーナ / ジェリコ・イヴァネク / タイタス・ウェリヴァー / キース・ザラバッカ / ボブ・ガントン / リチャード・カインド / リチャード・ディレイン / オミッド・アブタヒ / ペイジ・レオン / シェイラ・ヴァンド / マット・ノーラン / J・R・カシア / ロブ・ブラウンスタイン / デヴィッド・サリヴァン / ジョン・ボイド / スコット・アンソニー・リート / マイケル・パークス / エイドリアン・バーボー / リンゼイ・ギンター / テイラー・シリング
1969年イランの米大使館が政治的理由から暴徒とかした現地市民に占拠されてしまう
からくも逃げのびてカナダ大使館に逃げ込んだ6人の職員を救うべく、CIAはトニーに策をろうするよう命じる
映画撮影とか言っちゃって人質を救出しようぜ!イエー!
というノリかと思ったらそうでもなかった
けっこうミッションがうまくいくかいかないか緊張感のあるシリアスな展開が続きます
かといって重苦しいだけの内容じゃなく、作戦が作戦だけにふざけたことを大マジメに取り組むコミカルさもありますね
ド派手なエンターテインメントとは違ってドンパチアクションもないし、なんか地味なんだけどグッと作品に引き込まれる魅力は十分にありました
人質を救出する案を模索するもCIA内部では決定的な作戦が浮かばない
そんな中で悩んだすえにトニーは異国の地で撮られるSF映画に目を付け、最悪な中でも最善の映画クルーとして人質を国外脱出させるハリウッド作戦を立案する
まずは米国内でもホントに映画を作るようにスタッフを雇い、オフィスを借り、脚本を買い、マスコミを利用するんすが、その様子がけっこうおもしろい
偽映画という嘘のために下地を作っていくんだけど、映画作りじたいが嘘とハッタリな世界という描写がいいんですよね
しょうじきそっちの路線で偽映画作りメインの作品とかもう一本作れるんじゃねえの、と
まあ、そこはそれとしてあまり映画作りの描写にこだわりすぎず、人質救出の展開にシフトしていくバランスはよくできてますが
映画で人質救出というトンデモ作戦を国内でなっとくさせ、なんとか現地入りしていよいよ作戦開始ってなっても命がけの人質たちにとっては「はあ?!」なわけで
そんな一筋縄ではいかないアクシデントやらなんやらで作戦はそううまくいかない
基本は、バレそう!?→ギリギリセーフ→次のアクシデントという感じなんですが、重苦しすぎず軽すぎずでほどよい緊張感が最後まで続いて良い塩梅
敵側にもキレ者の人物がいて、だましだまされつつ最後は主人公と一騎打ち…なんて少年マンガなエンターテインメントなノリがあってもいいかな、とちょっと思うところはあるけど、さすがにそこまでやると軽くなりすぎるかな
というかホントにドンパチなしでここまでエンターテインメント性を高めたのはすごいと思う
さすがにご都合主義がすぎるかな、と思わざるえない点がなくもないけど細かいことは気にしない方向で
ただ滑走路に武装したパトカーが乱入して、しかも飛行機の下をちょろちょろ走り回ってるのにも関わらずノーリアクションなのはどうか、とちょっと思ったわ
観る前に思ってたようなバカ騒ぎものじゃなかったけど、これはこれで十分におもしろい一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:アルゴくそ食らえ
アルゴ 予告
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