監督:ティム・バートン
出演:キャサリン・オハラ / マーティン・ショート / マーティン・ランドー /チャーリー・ターハン / アッティカス・シェイファー / ウィノナ・ライダー
友だちと言えば愛犬のスパーキーだけで、いつも屋根裏部屋にこもりがちな少年ヴィクター
ある日、事故でスパーキーを失い悲しみにくれる日々を過ごす中、彼は生物の筋肉が電気に反応することをヒントに愛犬を蘇らせる実験を行う…
白黒(3D)ワンダーランド、うん、まさにそんな感じでしたね
とにもかくにも、このキャラを受け入れられるか否かが、この作品を楽しめるかどうかの大きな分かれ目になるかもしれません
個人的には予告をみた時より実際の本編でキャラが動いてる姿は魅力的に感じました
演出的にもおちゃらけた所も控えめで、予告から受ける印象よりしっかり作ってあるかな、と
ただ、ラストをむかえたとき「え?終わり?」ってくらいあっさりしすぎてるのは、ちょっと物足りないかな
死んだ犬を蘇らせ、しかしさすがにそのことは秘密裏にして過ごす主人公
だけどあっさりその秘密はクラスメイトにバレ、口止め料の代わりにその実験を再現してみせるハメに
まあ、でもそんな口止めがいつまでも続くわけなく、その実験の事実を知った他のクラスメイトたちは…って感じのストーリー
しょうじき愛犬とご主人様の絆ドラマ、生命の重さに通じるドラマみたいな要素は薄い
アミューズメント施設のパレード、もしくはジェットコースターよろしくスピーディにはしゃぎ回ってる様子を映してるだけな印象が強い
ドラマ性が薄いってのは子供にも分かりやすいシンプルさでいいんだろうけど、ちょっと気になるのが笑いどころについて
ベタでありきたりでシンプルだけど、お手軽に笑えるポイントが意外と少ない
簡単に言えば「家族で観て子供といっしょに笑える」というシーンがあんまりないかな、と
実際、何組か小さい子連れで観にきてたひとがいましたが、二カ所くらいでしか笑ってなかった
クライマックスからラストにかけてもスピーディな展開でいいんだけど、いかんせん早すぎて「え?え?」って感じで余韻もなにもないまま終わります
それゆえになんとも鑑賞後の物足りない感が否めない一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:そこはもっと死体を実験に使う倫理観みたいのを…いや、まあいいか
フランケンウィニー 予告
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