監督:ロバート・ロレンツ
出演:クリント・イーストウッド / エイミー・アダムス / ジャスティン・ティンバーレイク / ジョン・グッドマン / ロバート・パトリック / マシュー・リラード / ジョー・マッシンギル
メジャーリーグの老齢ベテランスカウトマン、ガスは目が見えなくなりつつあることを隠して仕事についていた
古い友人ピートはその変調に薄々気づき、ガスの娘ミッキーに側にいてやれないかと持ちかける
近年は作品を重ねるごとにおじいちゃんになってく気がしないでもないクリント主演作品
ベースボールを題材に老いた頑固親父とその娘の絆をなんたら、というありふれたお話ではあるんですが、思った以上にライトでベースボールよりのウェイトが大きい
どっちかといえば老いを題材にした親娘のベースボールストーリーの方がしっくりくるかもしれんね
しんみり感動ものっていうよりスッキリさわやか系な印象をうけました
スカウトという仕事も時代が変わってパソコンのひとつも使えないガスは、コンピュータをばりばり活用するライバルに押され気味
そんな中で契約期間の終了も近いことから「そろそろ引退」という周りの声もささやかれはじめる
さらにそこにきて商売道具である目も歳からくる病で使い物にならなくなりつつあった
という状況の中、幼い頃に距離をおいたことで仲は良好とはいえない娘がそれでも心配してガスの側にもどってくる
基本はガスの目の病と娘との距離感を描いてはいるんだけど、娘の仕事やら恋愛エピソードもあります
というか途中から普通に目の病の深刻さとか大きく扱われなくなってきて、「ああ、そういえば目が悪かったって設定だったね」くらいの描写に
難病&親娘の絆みたいのを期待してると肩すかしくらうかもね
ちょっと距離が縮まったかと思ったらささいなことでまた開き、を繰り返しながら徐々に娘であるミッキーサイドに物語はシフトしていってる感じかな
個人的にはジジイパワーで「まだまだ若いモンには負けねえ」みたいなのが好きなんで、ミッキーのロマンスシーンとかちょっと長すぎると言わざるえない
もっとガスを、ジジイの荒くれっぷりを見せてくれよ、と
それでも頑固親父と似た者娘のちょっとしたボタンの掛け違いからくる大きな溝とか、単純に性格からくる問題だけじゃない理由が設定されてるのはおもしろかった
あと、ラストあたりの都合良すぎる展開が、あまりにファンタジーな気がして引っかかりはするけど、まあ気持ちよく終わるためにはしかたなかったのかな
総じて浅すぎるわけでもないけど、それほど深い内容じゃない感じな気軽に観れる一本でした
個人的評価:80点
オススメ度:良い人キャラと悪い人キャラの見た目が露骨すぎるだろ
人生の特等席 予告
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