監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス / フィリップ・シーモア・ホフマン / エイミー・アダムス / ローラ・ダーン / ケヴィン・J・オコナー / アンビル・チルダース / クリストファー・エヴァン・ウェルチ / ジェシー・プレモンス / プライス・カーソン
元水兵のフレディは終戦後、いろいろな仕事につくがすべてにおいて精神的な不安定さから長く続かない
そんな中、ある客船でマスターと呼ばれる男との出会い、徐々に彼に惹かれていき・・・
すんごいライトな所から勧誘されて、その気になって観てたら最後はすんごい密度の高い制作側の世界に引きずり込まれていた、そんな作品でしたね
うん、ようするにこの映画の内容そのものな感じだけど、残念ながら私にはそんな作品を逆に飲み込んでやるようなパワーが備わってませんでした・・・
いや、ホントに途中まではかなり楽しめてたし、理解もしてたつもりなんだけど、自分の能力的な問題かもしれないが最後までついていけなかった
終戦後、精神的に不安定でまともに仕事も長続きしない主人公のフレディ
その場のありもので即席に怪しい酒を調合する能力をかわれ、忍び込んだ客船でマスターと呼ばれる男に側に置いてもらうことに
フレディもマスターのプロセシングという対話実験に感銘をうけ、どんどん彼に惹かれていき奇妙な絆が形成されていく、みたいな内容・・・だと思う
きちんと内容を把握し切れてないんで煮えきらない言い方しかできませんが・・・ほんとスンマセン
このマスターってのが最初はわりと(?)まともな感じなんだけど、だんだん新興宗教のアレっぽいアレな風になっていくのがおもしろい
師匠が弟子に教えているうちに、自分もけっこういろいろと弟子から与えられるものがあって、といった感じなのかな
とりあえず個人的にですが、バイクをかっ飛ばすマスターとフレディのあたりからちょっと「?」が増えてきて、以降はじゃっかん眠くなるくらい理解の範疇をこえて内容に集中できませんでした
それでもとにかく前評判通り俳優さんたちの演技がすごい
なんでもない画面に力があふれている、と言わざるえない
それだけでも映画としての魅力はじゅうぶんあると思いますね
あー、これで私がちゃんとこの世界にはまれたら、そうとうおもしろい一本に感じたんだろうなあ
基本的に観る人を選ぶものでも楽しめる方だと思ってたけど、そうじゃない方に割り振られるとは・・・とつまらないという感想より悔しかった思いがした作品でした
個人的評価:70点
オススメ度:実はマスターの娘が一番アレな性格なんじゃなかろうか
ザ・マスター 予告
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