監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス / クリストフ・ヴァルツ / レオナルド・ディカプリオ / ケリー・ワシントン / サミュエル・L・ジャクソン / ウォルトン・ゴギンズ / デニス・クリストファー / ローラ・コヨーテ / M・C・ゲイニー / クーパー・ハッカビー / ドク・デュハム / ドン・ジョンソン / ジェームズ・ルッソ / トム・ウォパット / ジェームズ・レマー / マイケル・パークス / フランコ・ネロ / ブルース・ダーン / マイケル・ボウエン / ドン・ストラウド / ロバート・キャラダイン / ゾーイ・ベル
賞金稼ぎキング・シュルツが追うブリトル三兄弟の顔を知っていることから、奴隷として売りに出される途中で買われるジャンゴ
しかしシュルツはあくまでジャンゴを対等な人間として扱い、ともに協力して賞金クビを追うのだった
うん、まあ、良くも悪くもいつも通りなタランティーノ映画でしたね
これはこういう映画なんだ、ってのをあまり前面に出さずに斜に構えたひねくれた作りで、あえて観る人の思う斜め上をいく感じになってるのもいつも通り
逆にそれゆえに「いつも通り」という印象を抱くのも否めないかな
で、これは個人的になんだけど、観てる印象としてジョジョっぽい雰囲気があるような気がしました
ホントにあくまで個人的な印象なんですが
内容的には長尺だけあってけっこうみっちりつまってて、前後編ものくらいのボリュームを一本にまとめやがったというくらい山盛りな内容
これだけ長いのにまったく退屈させないのはすごいなあ、と
とにかく出てくるキャラがみんな魅力的で、中でもシュルツさんの存在感がいいですね
シュルツさんの存在でこの作品のおもしろさの半分以上が占めてる、と個人的には思います
登場人物がだらだらとしゃべくりまくる、それだけで面白く作れるのはお見事としか言いようがない
基本的に「突っ込んでいってぶっぱなす」という感じじゃなくて、事前にも事後にもギリギリ法的にセーフのラインで行動するんで、馬に乗って銃を乱射しつつ敵のアジトに乗り込むとか、町の被害かえりみずに乱闘するとか、そういったド派手なハリウッドアクションはあまりない
そりゃ決めるべきところではちゃんとアクションするけど、パワープレイはホントに最終手段って感じ
まあ、タランティーノ作品にあまり普通を求める人はいないだろうけど、普通のガンアクション復讐劇を期待してるとアレかもしれんね
個人的にちょっと残念だったのは、もう主役級な存在であるシュルツさんのキャラとしての背景がちょっと描き足りてないんじゃないかな、と
過去にこういう因縁があったとか、こういうトラウマを抱えてるとか、実はこんな闇を持ち合わせてるとか、もうちょい掘り下げてほしかった気がしました
あと同じ感じでスティーブンさんも、もうちょい深く描いてほしかったかも
なにはともあれ、とりあえずタランティーノ映画が好きなら問題なく楽しめる一本ですね
個人的評価:80点
オススメ度:ジャンゴさんの学習能力の高さは異常
ジャンゴ 繋がれざる者 予告
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