監督:サム・ライミ
出演:ジェームズ・フランコ / ミラ・クニス / レイチェル・ワイズ / ミシェル・ウィリアムズ / ビル・コッブス / トニー・コックス / ザック・ブラフ / ジョーイ・キング
口八丁手八丁で女たらしな奇術師のオズ
ある日、竜巻にのみこまれたオズは不思議な世界に流れ着き・・・
アリスからこのかた流行してるのかなにげに続いてる、おとぎ話の世界をリアルに描いた戦うなんちゃら系の作品
なんだけど、この作品はちょっと毛色が違ってて、現代の技術でリアルに世界を描く作風とは路線をじゃっかん変えて、昔の映画っぽいファンタジー美術表現になってます
ひとむかし前の手作り感のある絵本の世界みたいなファンシーさを現代の技術で描いてる、みたいな感じ
そんな表現がまたうまいこと描けてて、ホントに観てるだけで楽しい
話的にはインチキ奇術師でダメ人間なオズが、ファンタジー世界に迷い込みつつそう混乱することなく受け入れ、黄金に目がくらんで世界を救っちゃうかあ?という流れ
女たらしなオズと魔女たちの関係がおもしろい
善い魔女と悪い魔女の描き方もいいんだけど、個人的にはやっぱりセオドラさんのキャラが秀逸と言わざるえない
むしろセオドラさんの存在が強烈すぎて他の魔女を完全に食っちゃってる
そんなセオドラさんゆえにラスボスの存在がインパクト弱くなっちゃってるのがネック、かな
でもクライマックスの展開といい、ラストのしめ方といい、どこか懐かしいけど純粋におもしろくて自然と笑顔になれる
その世界観に身をゆだね、オズというダメ人間ながら魅力的なキャラに笑い、セオドラさん素敵です、とほんわかゆるーく楽しめる一本でした
個人的評価:95点
オススメ度:お猿さんへのギフトでうるっときたわ
オズ はじまりの戦い 予告
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