2013年11月11日月曜日

2ガンズ (2013/米)

監督:バルタザル・コルマキュル
出演:デンゼル・ワシントン / マーク・ウォールバーグ / ポーラ・パットン / ビル・パクストン / ジェームズ・マーズデン / フレッド・ウォード / エドワード・ジェームズ・オルモス

ボビーとスティグのコンビは麻薬王の金を狙って銀行強盗を画策する
計画は順調に進むものの、ボビーとスティグそれぞれにとって予想外の出来事が待ち受けていた

すかした雰囲気とはまた違う意味でのスタイリッシュバディアクションですね
とにかくテンポを重視した作りになっていて、グゥっと胃を締め付けてくるような描写は避けてる感じ
どんなダークな展開になろうと、ホントにスパッと気分を切り替えて次のシーンがはじまります
そんな流れに身を任せ、頭を空っぽにしてヒャッホーと楽しむアトラクションみたいな作品でした

ボビーとスティグのコンビは麻薬王パピに殺された知人のとむらいに、組織の金を奪ってやろうと銀行強盗を企てる
そんなふたりではあったが、実はボビーとスティグにはそれぞれ異なる裏事情があった
そんな中で実行に移される銀行強盗だったが、ふたりにとって思惑と違う出来事がおこる
まあ、そんな感じで大金に群がっていろんな組織が入り乱れる中、ボビーとスティグの立場も微妙になりつつ、結局はコンビを組んでみんなまとめて相手になってやるぜ、って内容ですね

ボビーとスティグ、それぞれの立場から裏の背景がじょじょに見えてきて、関わりのある各組織が乱闘しつつふたりにとって共通の戦いが見えてきて一緒にバトる、と
物語の風呂敷の広がりから、ふたりがコンビを組むまでの流れがヌルすぎずシリアスすぎず、ちょうどいい塩梅で観ててストレスも退屈もなくていいですね
流れ的にはしょうじきよくある感じなんですが、陰謀を画策する者たちも単に金を追う者たちも、みんながみんな頭悪い感じでおもしろい

雰囲気的に知的な立場のキャラもいるけど、その実はけっきょくみんな乱闘バカで、最終的には力こそパワーに収束する頭悪い作り(ほめ言葉)が心地よい
いろいろと策をめぐらせつつ、まあ、でも銃をぶっぱなして解決するのがいちばん手っとり早いぜ、ってね
そんな感じで最初から最後まで突っ走るアクションで、本当に爽快なデキになってます
良い意味で鑑賞後に何も残らないスッキリ感が持ち味で、色々とめんどくさい感情を洗い流してくれる気持ちのよい一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:3ガンズとか安易な続編は勘弁ねがいたい




2ガンズ 予告

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