監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン / ハリソン・フォード / ニコール・ベハーリー / クリストファー・メローニ / アンドレ・ホランド / ルーカス・ブラック / ハミッシュ・リンクレイター / ライアン・メリマン
1945年、アメリカのメジャーリーグ、ドジャースの会長リッキーは球界の慣習を破るべく黒人選手との契約を実行にうつす
生半可ではない逆境が待っていることを考慮し、選ばれたのは若さとタフさをそなえたジャッキー・ロビンソンであった
人種差別な社会の中で周りは偏見による敵ばかり、という環境で時に傷つき時に絆を築きながら黒人ベースボールプレイヤーとしてうんぬん・・・と、まあそんな想像に難くない内容
だけど、思ってた以上にザ・ベースボールな内容になっていて、差別という苦難に折れそうになりながらも・・・みたいなドラマ主体なものを期待してるとイマイチしっくりこないかも
あとはやっぱりというかなんというか、球団のある地方における黒人に対する考えや、そもそもメジャーリーグそのものに対する知識は必要かもしれません
野球に興味ないけど単純に差別ものとして泣ける系を観たいってなると、ちょっと難がある作品かも
ドジャースの会長リッキーによって黒人野球のチームから、3Aのチームであるロイヤルズの選手として契約を持ちかけられる
リッキーから前途多難なのは目に見えているが、やられてもやりかえさない勇気を持てとジャッキーは言われる
その言葉を守って何を言われようとされようと自尊心をもち、野球のプレイで自分の存在をしらしめようとする
という内容・・・というか、もう誰もが思ってる通りなストーリーですね
しかし実際の内容はけっこう差別の部分の表現にえぐみがないため、特に3A時代においては「うん?こんなもんか?」と思えました
ま、日本的な陰湿ないじめ表現は薄いってだけで、描かれている差別的な描写はけっこうひどいですけどね
で、観ているうちに気づきますが、これけっこう野球ファン、とりわけメジャーリーグファン向けな作りになってる感じがしました
個人的にメジャーどころか野球の知識もそんなないんで、感覚的なことしか言えないけど、そんな球界の知識を持ってる人が観ればかなり楽しめると思います
それゆえに普通に感動や泣き要素だけを期待してみると、ちょっと物足りない感をおぼえるかもしれません
個人的評価:80点
オススメ度:右の頬を打たれたら左の頬を出すガッツ
42 世界を変えた男 予告
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