2013年11月18日月曜日

タイガーマスク (2013/日)

監督:落合賢
出演:ウエンツ瑛士 / 夏菜 / 哀川翔 / 良知真次 / 勝信 / 宮地真緒 / 遠藤久美子 / 辻よしなり / ビッグ村上 / 金山一彦 / 温水洋一 / 平野綾 / 釈由美子

児童養護施設の遠足で動物園にきていた少年、伊達直人
謎の声に導かれ、虎の穴という闘士を育成する地下組織に入ることになり・・・

人は時として目に見える地雷原にすすんで足を踏み入れなければならない
というわけで、まあ、明らかに「Vシネでやれ」レベルの臭いがぷんぷんしてるし、実際に観た人の感想もけっこうなガッカリっぷりでしたが、だがあえて私はこれを観る
あえてちゃんと劇場に足を運んで金を払って観る
なんてたいそうな覚悟完了ぐあいで鑑賞したんですが、なんというかクソ映画耐性があるからかどうか知らんけど、意外や意外にそこまで悪い作品じゃなかったかなあ、と
むしろじゃっかん楽しんでました

経営危機でもう閉鎖も眼前な児童養護施設で暮らす少年、伊達直人
ある日、遠足で動物園にきていた彼は虎からテレパシー的な謎の声を聞く
場所のヒントもないままに謎の男が待つ場所にたどりついた直人は、特に深く考えたり疑ったり恐怖したり、施設の関係者のことを気にしたりする様子なく虎の穴に入る
そして虎の穴でも自らの境遇について特になにも考えたり感じたりすることなく、超絶怪しい場所で最強の闘士として厳しく訓練される日々に順応していくのだった
という導入部分ですが、かなりご都合主義で強引ですね

いちお自分のやってることに疑問を持つシーンはあるんですが、それはかなり時間がたってからで、「気づくのおせえよ」とツッコミもめんどくさい
というか、これを観ててツッコミ入れようなんて無粋
「そういうもんだ」というクソ映画を観る生やさしい気持ちがあれば、そんなことは些細な問題にすぎない

アクションシーンもよく動いてる特撮ヒーローレベルで、どうにもしょぼさは隠しきれない
というか「タイガーマスクってプロレスものだよね?」という考えじたいは捨てましょう
これは完全に特撮の変身ヒーローものです
ぶっちゃけ仮面ライダーの亜種です

それでも無理して大作を目指していなくて、元からかなり志が低めで作られてる感じなために、強引に背伸びして作った映画のようなダメさは薄いですね
無理してCGを使いまくったり、無駄に豪華なキャストにしたり、とりあえず壮大な展開にしたり、という無茶をしてないのが目も当てられないクソ映画になるのをふせいでくれてる感じ
個人的には「クソ映画として覚悟して観れば、まあ、そう悪くはない」という印象
だけど、さすがにラスボスのしょぼさは擁護できんわなあ

個人的評価:60点
オススメ度:なにげに続編とか作るなら普通に観たい




ターガーマスク 予告

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