2014年3月3日月曜日

アニメミライ2014 (2014/日)

監督:吉浦康裕 / 渡辺歩 / 恩田尚之 / 今井一暁
出演:松岡禎丞 / 上田麗奈 / 沼倉愛美 / 大地葉 / 松本健太 / 岩崎了 / 古川慎 / 田村睦心 / 矢島晶子 / 久野美咲 / 花江夏樹 / 小野大輔 / 大地葉 / 前野智昭 / 松本夕紀 / 藤村歩 / 勝杏里 / 川澄綾子

短編アニメ「パロルのみらい島」「大きい1年生と小さな2年生」「黒の栖」「アルモニ」を描くオムニバス

短編アニメ集っていうと、なんかとがったクリエイターの世界観を描いたものが集まったカオスな感じのを想像するけど、これはそういうのとはちょっと違いました
ボーイ・ミーツ・ガールを基本にして、オーソドックスなテーマで作られている感じ
悪く言えばありがちな素材ではあるけど、そこはそれぞれの作品の作り手の腕の見せ所ってことなのかな

「パロルのみらい島」
獣と人間の中間みたいな存在の主人公たちが暮らす島
島を抜け出す禁忌を犯した主人公たちが、人間の街にたどりついてうんぬんという話
個人的には一番すきな作品ですね
なんというかオーソドックスな冒険活劇と少年の成長、こういうシンプルなのがいいんですわ
変に説教臭くなく、ハイスピードな展開に合わせてどこか懐かしいキャラたちがドタバタを繰り返す
それだけがいい、それだからいい、そんな作品

「大きな1年生と小さな2年生」
どこか頼りない背の大きな少額1年生の男の子、背は小さいけどしっかりものの2年生の女の子
男の子が女の子のために苦手やらなんやらを克服しつつ、小さな旅に出るという話
じゃっかん「パロル~」とかぶるけど、典型的な児童書って感じな内容でしたね
先が読めすぎるのはアレですが、優しい物語を丁寧に作ってあって大きなマイナス要素もない一遍

「黒の栖」
死に神が見える少年、やがてその姿が気になる少女の側に見え始め・・・みたいな内容
前2本とはガラっと雰囲気が変わって、どこかダークな始まり方はしますが芯の部分は同じ
ただ今時な人物や絵柄なんで、テーマがシンプルゆえにそういった意味ではあまり新鮮さ、というか「この作品だからこそ」ってとこが見つけづらい

「アルモニ」
一度きいた曲は弾くことができる特技をもつ少年、クラスでも目立つ存在の少女のケイタイの着信を聞いて・・・という感じの話
4作品の中で一番異質・・・というか「どこのラノベのプロローグだよ」と言わざるえない
個人的に、だけどなんとなくこの映画に組み込むには毛色が違うんじゃないかなと感じましたね
微妙にひねた内容ってこともあるし

個人的評価:70点
オススメ度:パロルにはまたあいたいなあ




アニメミライ2014 予告

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