2014年5月12日月曜日

ブルージャスミン (2013/米)

監督:ウッディ・アレン
出演:ケイト・ブランシェット / サリー・ホーキンス / アレック・ボールドウィン / ピーター・サースガード / ルイス・C・K / ボビー・カナベイル / アンドリュー・ダイス・クレイ / マイケル・スタールバーグ / タミー・ブランチャード / マックス・カセラ / オールデン・エアエンライク

いかにもセレブな出で立ちのジャスミンは、庶民的な暮らしをしている妹の家に居候になる
ぜいたく暮らしが抜けないジャスミン、そんな彼女になにがあったというのか

なんとなくイメージ的に病んだ主人公が、心の闇を抱えて貧乏暮らし・・・という映画かと思ってたんですが、冒頭からペチャクチャとしゃべりまくるジャスミンさんに良い意味で裏切られましたね
セレブな生活から転落して再出発するジャスミンさん、その庶民レベルに落として生活する様をお洒落すぎずコミカルすぎず描いてるのは絶妙な感じでよかった
そんなジャスミンさんについて、どれだけ理解できるかがこの作品を楽しめるか否かの分かれ目な気がします

借金を抱えながら高級服&高級バッグ姿で庶民的な暮らしをする妹の家を訪れる
実はジャスミンの夫は金持ちで、最近まで豪邸でぜいたくざんまいだったけど破産してしまったという事情があった
そんな中でなんとかもう一度はいあがろうと努力を始めるジャスミン
昔とかわらずケチな男と並な生活しかしてない妹とその彼氏に反発しながら、ままならない日常を過ごしていく・・・というような話

ジャスミンさんの新たな生活、新たな出会いへ努力しては失敗したりうまくいったりという部分と、妹の話を対比させるような描写もあります
ジャスミンさんも妹も失敗からの新たなドラマがあって、そこで同じ過ちを繰り返すのか否かってのが気になって観ていて退屈しない
あとはちょこちょこ差し込まれるジャスミンさんの豪邸暮らし時代の過去の描写がいい
現在にいたるまでの過去を描きつつの、そんな思い出のシーンの裏で現在のジャスミンさんはブツブツ言ってんのか、ってね

ジャスミンさんと妹、ふたりの結末が示すところがおもしろい・・・んだけど、しょうじき個人的に理解しきれてるとは言えないのが歯がゆい
なんだかよく分からないモヤモヤするものがあって、それがとらえられればすっごい気持ちよく「おもしろかった!」と言える気がするんだけど、残念ながら私にはそれが何か理解することができませんでした

個人的評価:75点
オススメ度:鑑賞後、いろんな意味でブルーになるわあ




ブルージャスミン 予告

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