監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:ヒュー・ジャックマン / ジェイク・ギレンホール / ビオラ・デイビス / マリア・ベロ / テレンス・ハワード / メリッサ・レオ / ポール・ダノ
ケラーと隣人の娘たちが行方不明になる
誘拐事件として容疑者が捕まるものの、証拠がなく釈放されたことにケラーは納得できず・・・
なんというか鑑賞後にすっきりしないのは、やっぱり私の知識と観察、考察力が足りないのかなあ
作品的に宗教っぽい部分が絡んでくるんで、そこら辺の知識がないと理解しづらい・・・ということなのか、そうでもないのかって部分すら判断できない無能さを悔やむ
とりあえず真相に関するヒントは序盤からちりばめられているんで、制作側はちゃんと考えてシーンを組み立ててるんだろうけど
うーん、個人的に「すべてのピースがかみ合わないけど、全体として何かは分かるジグソーパズル」って印象ですね
主人公ケラーと隣人の娘たちが行方不明になり、誘拐事件としてひとりの容疑者が警察に捕まる
しかし、証拠がいっさい出てこない上に、容疑者アレックスには10歳ていどの知能しかなく、とうてい誘拐事件などおこせる人物ではないと警察は判断して釈放
それでも直感的にアレックスが何かを知っていると確信するケラーは、独自に彼に接近する
一方で、刑事ロキは捜査する過程で別方向から事件に関する情報を得ていく、と
ケラーが疑うアレックスは本当に犯人なのか、それとも刑事ロキが捜査する先に本当の犯人がいるのか、ってのを楽しむ作品
話が進むに連れて真相の断片、事件のピースが描かれていって、それがじょじょにはまっていって全体像が見えてくるという作りはおもしろい
時には「これ、どうつながるんだ」というピースも描かれ、謎が謎を呼ぶ形で最後まで退屈せずに楽しめる
というのはいいんだけど、これはホントに個人的な能力の問題かもしれんけど、ミステリものにおける解決編がはじまる展開になってもつながらない断片が多すぎるんですよね
で、結局、映画が終わってもつながらない、しかもけっこう大きいピースが複数あって、なんか単純に理解できた真相の裏に隠されてる何かがあるような気がしてならない
その部分がいくら頭をひねってみても分からないから、どうにもこうにもすっきりしない
観てる側はケラーとロキのふたりの目線で事件を追ってはいるんだけど、そこはやっぱり最終的に作品内でふたりの持つ情報を整理して「実はこうでした」と、描いてほしかったかもしれん
真相はシンプルで、あとのひっかかりは全部ミスリードだって無理矢理なっとくできなくもないけど、やっぱりどうにもこうにもすっきりしない一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:考察サイトがあるか否か調べた方がいいんかな
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