監督:耶雲哉治
出演:早見あかり / 竹内太郎 / 石橋杏奈 / 工藤阿須加 / ひろみ / 向井理
作家になった相原は母校で講演を頼まれ帰郷し、そこでかつて高校の先輩だった女性の神林と出会う
そして彼は高校じだいのことを思い起こしていく
偽装恋愛することになったふたりの男女
さいしょはそうと割り切っていたけど、みたいな少女マンガにありがちな恋愛青春ドラマな設定ですね
だけど展開的にはスイーツ要素はなくて、リアル路線な感じになってます
青春小説を雰囲気をまんま残して映像化してるという印象
高校生の主人公相原は、学校のマドンナ的な存在の林が幼なじみの先輩である宮崎と付き合っていると知る
そんな宮崎から二股疑惑をはらすために、その相手として噂になっている百瀬と相原に付き合っているフリをしてほしいと頼まれる、と
おもしろいのは百瀬が付き合うフリと完全に割り切っている、というかむしろ宮崎のことがホントは大好きで主人公のことなんか眼中にないって点ですね
一方で主人公がこの茶番を続けるにもちょっとした理由があって、そこら辺もちょっとひねってある感じでおもしろい
で、なんだかんだ主人公と百瀬が宮崎&神林に付き合ってますアピールを続けるうちに、4人それぞれの心境が描かれていくという感じになっている
最後まで観て、それぞれの想いを知ってから「ああ、あのシーンではこんな気持ちだったんだな」と思えるものがあってよくできてる
まあ、でもアレですね、やっぱ作品的に地味ですよね
おもしろいのはおもしろいんだけど、心に残るかと聞かれたら微妙としか言えない、そんな一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:本棚の奥に埋もれがちな青春小説、みたいな
百瀬、こっちを向いて。 予告
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