2014年5月25日日曜日

ぼくたちの家族 (2014/日)

監督:石井裕也
出演:妻夫木聡 / 原田美枝子 / 池松壮亮 / 長塚京三 / 黒川芽以 / ユースケ・サンタマリア / 鶴見辰吾 / 板谷由夏 / 市川実日子

物忘れや奇妙な言動が目立つ妻を気にし、息子といっしょに病院へ検査にいく夫
軽い気持ちで念のために受診したのだが、結果はこの一週間が山だと言われ・・・

突如として余命宣告された母親、そしてその現実に苦しみもがくうちにバラバラだった家族がひとつになっていく
という内容が見え見えすぎて、しょうじきよくある話だろうなと期待は薄かった
けど、感動押し売り路線ではなく、演技でみせる作風に好印象
そして、じょじょに本当の顔が見えてくる男どものキャラクターに引き込まれていきます

話的にはホントによくある感じで、唐突に余命宣告された妻(母)と向き合うことになった夫と息子たちというもの
バラバラだった家族が本音で向き合って、気づかなかった(気づかないふりをしてた)部分が見えてき家族の絆が再びできあがっていく、と
よくある話ながら残されたのが男ばかりって点がおもしろく、なかなか素直になれない不器用な姿がおもしろい

序盤こそよくある現実に打ちのめされながらもがくしめつけるような展開だけど、作品としてちゃんと観客を解放してくれる流れになっていて助かります
じゃっかんファンタジーなご都合主義っぽいところもあるけど、個人的にはそんな部分が観てて気分的に軽くなってよかったですね

微妙にたよりない夫、なんでもかんでも抱え込みがちな長男、マイペースでお調子者の次男
家族の絆うんぬんっていうのももちろんあるけど、やっぱりそんな男3人が織りなすドラマを観てるだけで満足な一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:ボケてるようでまともな母親演技も良い




ぼくたちの家族 予告

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