監督:クリスチャン・レブリング
出演:マッツ・ミケルセン / エバ・グリーン / エリック・カントナ / ミカエル・パーシュブラント / マイケル・レイモンド=ジェームズ / ジェフリー・ディーン・モーガン / ジョナサン・プライス / ダグラス・ヘンシュオール / ナナ・オーランド・ファブリシャス
1871年のアメリカ、デンマークに残してきた妻と息子を迎えるために兄と駅へ訪れたジョン
駅馬車でアメリカでの住まいへ向かう途中、乗り合わせた男たちに妻が教われ・・・
余計な装飾のないウエスタン、そして復讐劇、地味ではあるけど骨太さが感じられてとても楽しめた
凄腕の主人公でもなく、超絶な悪党でもない両者の別に派手に撃ち合うでもない戦い、なのに不思議と見入ってしまう魅力がありますね
さりげないスタイリッシュさもあるので、おっさんじゃなくても鑑賞に耐えうると思う
復讐のために銃をとった主人公だけど、悪党どもや町の人間たちの逆恨みをかって理不尽な復讐の連鎖でうんぬん、ってな話
押さえられた感情の演技と、荒れた土地の渇きっぷりが相まって雰囲気だけでも存分に酔える
感情のままにぎゃあぎゃあ喚くうるささがないのが、物足りないと思えることなく逆に作品に没入できる
陰影のエッジのきいた映像と、やりすぎないスタイリッシュ演出の中で寡黙な復讐劇がたまらない
単純な話のようで町長やシェリフ、姫などの登場人物たちの内情がいい感じで絡んできて作品を盛り上げる
確かに地味さは否めないけど、けっしてやりすぎず物足りなさすぎずなバランスが絶妙な一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:善とか悪とか内容もわりと分かりやすい
悪党に粛清を 予告
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