監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:トラビス・フィメル / ポーラ・パットン / ベン・フォスター / ドミニク・クーパー / トビー・ケベル / ベン・シュネッツァー / ロブ・カジンスキー / ダニエル・ウー / ルース・ネッガ / クランシー・ブラウン
様々な異種族が暮らす世界、見たことのない獣のような存在におびやかされつつあった
その元凶を知るためにローサーは王の命により守護者に会いに行くのだった
元はゲームだとか、それが洋ゲーだとかそんなつまらない偏見で鑑賞しようかどうしようか悩んでいた自分が恥ずかしく思える
ヌルいジュヴナイルファンタジーとは大きく異なる骨太さに見入らざるえない
最初こそ話の流れや世界観、この作品のファンタジーものとしての設定をつかむのにちょっと苦労したけど、そこまで複雑なものではないのでゲームや小説、アニメでファンタジー世界に慣れ親しんできた世代としては理解不能なものではない
軸となるのはヒューマンとオークのふたつの種族の激突なんだけど、それぞれの種の中でも考え方の違いや思惑のズレがあっておもしろい
特にオークとか脳筋を画に起こしたような見た目のキャラなのに、けっこう人間くさい心が親しみやすくてよかった
そんな各登場人物の心境が絡まってつむがれるドラマがよくできていて、神の視点で鑑賞している側としては見えているだけにキャラたちの思い違いやすれ違いがもどかしくてたまらない
異種族が暴れるファンタジーで戦争だぜ、みたいな派手なだけじゃない話もしっかりしているので、見た目も内容も両方とも満足させてもらえた一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:この監督作品でならゴッド・オブ・ウォーも観てみたい
ウォークラフト 予告
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