監督:テイト・テイラー
出演:エミリー・ブラント / レベッカ・ファーガソン / ヘイリー・ベネット / ジャスティン・セロー / ルーク・エバンス / アリソン・ジャネイ / エドガー・ラミレス / リサ・クドロー
電車の車窓からいつもお気に入りの家の様子をうかがっているレイチェル
その家の近所には元夫が新たな女性と子供とともに幸せそうに暮らしており…
なにが起ころうとしているのか、もらえる情報がとっちらかっていて、本当になかなか先を読ませてくれないもどかしさが楽しい作品でした
真相うんぬんというより、そこにいたるまでの課程、その作りが秀逸
いつまでたってもよく分からない状況で観ていて軽いストレスを感じながら、ただ辛いだけじゃないうまみのある激辛カレーを食べているような感覚をおぼえる
登場人物たちがどんどんクセものだと情報が開示されていきつつ、それ以上にレイチェルのアレっぷりが上書きされていく情報の混沌っぷりがおもしろい
時間軸の操作、現実との境界が限りなく薄い幻覚の描写などこれいじょうやったらわけわからなすぎる、というギリギリのラインの演出がたまらなく引き込まれる
じゃっかんレイチェルの記憶が都合良すぎじゃないかと頭をチラつくけど、ここまで最初から最後まですっきりしない作品なのに不思議な満足感があった一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:ラストシーンの人物のその後が気になりすぎる
ガール・オン・ザ・トレイン 予告
0 件のコメント:
コメントを投稿