監督:大友啓史
出演:小栗旬 / 尾野真千子 / 野村周平 / 丸山智己 / 田畑智子 / 市川実日子 / 伊武雅刀 / 大森南朋 / 松重豊 / 妻夫木聡 / 五十嵐陽向
生きたまま犬に食い殺された人間の事件を捜査する刑事の沢村
そんな中で同一犯と思われる異常殺人が再び発生するのだった
思ってたよりもエグイ表現が多く、Jホラーライクな薄っぺらさはあまり感じなかった
観ていてもっと過激で最悪な展開を望む自分の醜悪な心と向き合うことになる、みたいな核になるずっしりとしたものがあればよかったのだけれど、そうでもなかった
展開がいちいち後出しじゃんけんのようで、その場その場を盛り上げるために「実はこうだった」と真相が箇条書きで描かれているように思えた
かなり上から目線で言葉は悪いかもしれないけど、ひとむかし前のサイコホラー洋画を寄せ集めて「邦画にしてはがんばってる」という感想が大きく頭に浮かんでしまう
あれっぽい、これっぽいと気安く何かでくくるのは気が引けるけど、どうしても既視感は否めない
場面転換は豊富なので、こうなるんだろうと思ってはいてもまだ先がある濃厚さは楽しめた
キャラやカエルマスクの造形とかひかれる要素がありつつ、反面、マンガ的な演出が重い話の中で軽く目にうつってしまってもったいない
なにかとてつもないものを観てしまったというほどじゃないけど、ズッコケ感はなくてそこそこ楽しめました
個人的評価:70点
オススメ度:これこそ三池監督に徹底的に胸くそ悪く改変してほしかったかも
ミュージアム 予告
2 件のコメント:
原作既読ですが レビュー読ませて頂く限りかなり忠実に出来てるようですね、楽しみだわぁ。
ゆえに「マンガ的な演出が重い話の中で軽く・・・」ってのは仕方がない所でしょうかね(;´д`)ゞ
EATからの冷蔵庫のシーンもあるんかなぁ いやだなぁw
>>三池監督に徹底的に胸くそ悪く改変
と言う事はやはりラストは・・・
正直カエル男さんの筋書き通りのラストも期待したので
胸くそ改変は激しく同意したいです、スゲーいやな気分になるでしょうけどw
私は原作未読なんですが、まんまマンガ的に描いてるのかもしれないですね
深夜アニメとかでやった方が親和性は高いかも
というか「最悪のラストを期待する」、というネタバレに限りなく近いあおり文句はやめてもらいたかった…
そしてしょうじき個人的には胸糞レベルではhuluの「代償」の方が上かもしれん
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