監督:ニコレッテ・クレビッツ
出演:リリト・シュタンゲンベルク / ゲオルク・フリードリヒ / サスキア・ローゼンタール
IT関連会社に勤めるアニアは出勤途中の公園で狼を見かける
狼の存在に強くひかれる彼女は餌付けしようとするのだが…
狼に触発されて社会に窮屈さを感じている自分を解放だ、なんて外に向かうベクトルのドラマではなくて内へ向かう、どこか陰のイメージが強いちょっとめんどくさい作品でした
主人公のことを理解しようと鑑賞しつつ、なんとか型にはめようと掴みかけた途端にするっとすりぬけていく、そんな繰り返しがもどかしおもしろい
勘が鈍い私はけっこう最後の方まで気づけなかったけど、作品としての核心部分が分かると「そういうことね」とちょっとすっきりする
けっこう観ていて違和感を与えるヒントはあるので、気づける人はすぐにピンとくるかもしれん
本当に個人的にはなかなか理解に至らなくて、それでも引っかかるシーンのいくつかにずっと気持ち悪さを感じてましたね
狼という存在との異種生物交流ドラマだと思ってた、私の前提からして期待している方向が違った、と
それでもそんな想像と違う内容も異なったゆえに楽しめた一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:けっきょくはアニアさんを完全に理解できる賢さがない自分がふがいない
ワイルド わたしの中の獣 予告
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