2017年1月25日水曜日

沈黙 サイレンス (2016/米)

監督:マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド / アダム・ドライバー / 浅野忠信 / キアラン・ハインズ / リーアム・ニーソン / 窪塚洋介 / イッセー尾形 / 塚本晋也 / 小松菜奈 / 加瀬亮 / 笈田ヨシ / 遠藤かおる / 井川哲也 / PANTA / 松永拓野 / 播田美保 / 片桐はいり / 山田将之 / 美知枝 / 伊佐山ひろ子 / 三島ゆたか / 竹嶋康成 / 石坂友里 / 佐藤玲 / 累央 / 洞口依子 / 藤原季節 / 江藤漢斉 / 菅田俊 / 寺井文孝 / 大島葉子 / 西岡秀記 / 青木崇高 / SABU / 渡辺哲 / EXILE AKIRA / 田島俊弥 / 北岡龍貴 / 中村嘉葎雄 / 高山善廣 / 斎藤歩 / 黒沢あすか

1640年、キリスト教の司祭であるロドリゲスは師が日本で棄教したとしらされる
信じることのできない彼は同じ考えの司祭とともに日本人の案内役のキチジローをつれ、キリスト教迫害が続く日本へ渡るのだった

宗教に日本の要素を足し、混ざり合ったいびつさがおもしろい作品でした
分かりやすい肉体的な責め苦、そこから信仰を試されるという冷たく乾いたイメージとは違い、それこそ本当に沼のようなぬめついて湿ったむごさがたまらなく心身ともにしみる
ただただ主人公が苦しむ姿を観せられているようで、時に強烈なほどむごたらしく、時にその手を気持ち悪いくらいゆるめてくる波で眠気や退屈さは意外となかった
語れる言葉、抱く信仰、考え方、すべての人物のそれらがまっすぐに貫かれているのか、はたまた歪んだ産物なのか、新たな真理なのかくみ取り方しだいでいくようにもとらえられる
誰もが間違っているようで誰もが正しくある気がし、ゆらぐ感覚が不思議と魅力となってスクリーンから目が離せなかった
ちょっと主人公がイケメンすぎてどうか、とビジュアル型雰囲気映画と思っていたところもあったけど、意外なほどに個人的にけっこう心に響くものがありました

個人的評価:85点
オススメ度:日本側の正論責めも理解できる部分があるから難しい



沈黙 サイレンス 予告

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