監督:イバン・コトロネーオ
出演:リマウ・グリッロ・リッツベルガー / バレンティーナ・ロマーニ / レオナルド・パッザッリ / トマ・トラバッチ / デニス・ファゾーロ / アレッサンドロ・スペルドゥーティ / ジョルジョ・マルケージ / シモネッタ・ソルダー / リサ・ガランティーニ
都会の学校から転校してきた同性愛者ロレンツォは、クラスで皆から中傷を受けるブルーと仲良くなる
周囲の雑音もはねのけてロレンツォは楽しく日々を送る中、気になる男の子アントニオと出会う
思った以上にポップでしかもダークな映像の二面性に、終始スクリーンから視線を外せなかった
どこか先行き不安になる出だしから、ロレンツォのポジティブ妄想、それでいてやっぱり背後の色濃い闇がうかがえる感じがたまらなく面白い
単なるポップな青春お悩みドラマなだけでなく、どんどん深淵に引きずり込まれるような感覚
3人が仲良くなっていく気持ちよさだけでも楽しいけど、同時に微妙にずれていく人間関係がいいですね
学校の先生や生徒、両親や保護者、そして3人の間でも...とすっかり作品にのめり込んでしまう
この問題に単純な名前をつけて、色々な部分を浮き彫りにして明確化すれば安心できるだろうけど、そうできないもどかしさがたまらない一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:妄想と現実、ロレンツォとアントニオ、比べて観ると面白い
最初で最後のキス 予告
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