監督:ウッディ・アレン
出演:ケイト・ウィンスレット / ジャスティン・ティンバーレイク / ジム・ベルーシ / ジュノー・テンプル / ジャック・ゴア / デビッド・クラムホルツ / マックス・カセラ
1950年代のコニーアイランドに訪れたキャロライナと出会うジニー
キャロライナは父であるハンプティに会いに来たと語り出す
いつまでもどこまでも続く会話劇、それが退屈に思える面がありつつ、最後まで見終わると不思議と面白かったと思える妙な魅力のある作品でした
現実を幻想と、またはその逆とはきちがえて視野が狭くなっていく登場人物たちの滑稽さが素敵で、台詞に追われがちだけどカメラの動きや表情の演技も素晴らしい
ある一定の枠内での男と女の、親と子のすれ違いっぷりが秀逸で、その時に前に出てきてる人物以外の気持ちまで映し出されているようでした
こじれにこじれるそれぞれの関係に、さらにこじれを重ねがけされていくクライマックスがたまらなくおもしろい
そこにいろんな意味で愚かなジニーとハンプティの姿が、笑えない状況ながらおかしくて仕方なかった
笑えないようで笑える、笑えるようで笑えない、こじれた関係の複雑なドラマがシンプルに帰結するラストのおさまりもいい感じでした
個人的評価:75点
オススメ度:それでもやっぱり途中は眠くなる
女と男の観覧車 予告
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