2010年5月16日日曜日
パリより愛をこめて (2010/仏)
監督:ピエール・モレル
出演:ジョン・トラヴォルタ / ジョナサン・リース・マイヤーズ / カシア・スムートニアック / リチャード・ダーデン / アンバー・ローズ・レヴァ / シェムズ・ダマニ / ディディエ・コンスタン / モステファ・スティティ / アレクサンドラ・ボイド / メリッサ・マルス / サミ・ダール / ホアキン・ド・アルメイダ
パリの米大使館で働くジェームスは、裏の顔としてある組織の新米エージェントとして働いていた
そんな彼に粗野な相棒であるワックスがつくことで、パリでの乱暴で強引なミッションがはじまる
ジョン・トラヴォルタこと、ジョンが本当に良い味だしてる作品でしたね
むしろジョン映画なところもありましたが、そこはそこで粗野なワックスと銃を撃つのもためらうデスクワークタイプのジェームスが組むことに意味があるというかなんというか
「96時間」の主人公みたいに完璧超人すぎて、おもしろいけど緊張感がないのとは違い、完璧なワックスとたよりないジェームスというコンビがあるからこそメリハリがあってこの作品はいいなあ、と
内容的には本当に無駄な説明とかいっさいなく、とりあえずノリと勢いでガンガン話が進んでいく
自分が見落としたのかもしれませんが、予告かなんかで主人公たちの属する組織がCIAとかいってた気がしますが、本編では組織としか語られなかったような?
単純な見落としかもしれないし、わりと映画翻訳の際に詳しい部分を大人の事情でぼかして訳すこともあるんで、なんともいえませんが、結局、どんな組織なのかよく分かりませんでしたね
まあ、細かいことは抜きにして「スパイみたいなもん」と思ってれば間違いないよね
奇行とも見えるワックスのやり方に、ブツブツ言いながらも結局は的を射ているやり方についていかざるえないジェームスのドタバタ銃撃アクション捜査ものって感じ
このワックスが脳筋担当でジェームスが頭脳担当というわけでもなく、ワックスが一般常識的な振る舞い以外は全てをかねそろえた完璧超人で、常識人ではあるけどヘタレなジェームスという描き方はおもしろい
そして作品の雰囲気も思ってたよりシリアスで、というかバカアクションはひかえめだったのが驚きでしたね
もっと、こう、はっちゃけた感じかと思ったらそうでもなかった
そんなシリアスな中にも遊び心演出というかエスプリというか、なんかつっこまずにいられないポイントを用意してくれているので多い日も安心
しょうじきストーリー的にはそんなに目新しさはないんだけど、「え?ああ、そいつが・・・」とか「いつまで花瓶もってるだよ」とか「もっとデカいのって、デカすぎだろ」というなんか妙に観てて楽しいから困らない
演出的なのがよくできてて、これぞ頭からっぽアクション映画という感じ
後に残るものは潔いほどなんにもないけど、観てる間は楽しめる良質なアクション映画でした
個人的評価:80点
おすすめ度:完結はしたけど、このコンビで続編つくるだろうなあ
パリより愛をこめて 予告
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿