2011年11月16日水曜日

屋敷女 (2007/仏)

監督:ジュリアン・モーリー / アレクサンドル・バスティロ
出演:ベアトリス・ダル / アリソン・パラディ / ナタリー・ルーセル / フランソワ・レジス・マルシャソン / ニコラ・デュヴォシェル / リュドヴィック・ベルティロ / エーマン・サイディ / エマニュエル・ランジ







交通事故で夫を亡くした妊婦
そして4ヶ月がたち赤ちゃんが間もなく産まれるという頃、家に見知らぬ不気味な女がおとずれる

邦題で損してる映画シリーズ
いやあ、これ単なる痛くてグロイってだけのホラーじゃないですね
序盤の気怠い雰囲気から一点して緊張感が続く本編、さばさばと描かれる痛いシーン
個人的な感覚ですが、あんまり「あ、いた、痛い痛い…」というより、ホントに思いっきりざっくりやってくれるんで痛さはそう感じない、かな

いきなり訪れてくる見知らぬ女、なぜか自分のことや家庭環境のことを知っており、不気味で暴力的
警察を呼ぶけどうまく女は隠れ通し、ついには家の中へ…
最初はじわじわと恐怖をあおる系かと思ってたんですが、いきなり直球全開な暴力的恐怖展開に
狭い家の中で殺る気まんまんな女と身重の妊婦、どう考えても勝負にならないんですが、途中途中で主人公の家に第三者が訪問してくることで展開の単調さを薄めて、さらに緩急がつくことで緊張感が継続していきます

とにもかくにもクライマックスからラストまでの流れがこの映画の一番の見どころで、よくある「吹っ切れた主人公と殺人鬼のタイマンバトル」展開かと思ってたら、まさかまさかの伏兵が現われたり…さすがにこの流れは読めないわあ
そしてラストの見せるでも見せないでもない黒塗り演出、いやあ、さすがに道徳的にアレな気がしないでもないですが、個人的にはアリかな
とか書くと人間性を疑われるか?

もろにグロ方面の作品でしたが、そう気持ち悪いって感じでもない、と思う
あまり映画の世界に入りこんじゃうと「うへえ…」となるかもしれませんが

個人的評価:80点
オススメ度:期待しないで観たらおもしろかった「良い拾いもの」という言葉がぴったり




屋敷女 予告


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