2011年11月23日水曜日

ROOM-H6 (2005/スペイン)

監督:マーティン・ガリード・ライミス
出演:フェルナンド・アカソ / マリア・ホセ・バウサ / アレッホ・ザウルス / ラクエル・アレナス








恋人をケンカの末に殺してしまい刑務所に入っていたアントニオ
出所後、元売春宿の廃ホテルを相続し妻をめとるのだったが、更正したかに見えた彼は売春婦を家にあげて…

ビックリするほど低予算で、じゃっかん監督のオナニーがはいってるカリスマシリアルキラーもの
監禁拷問系の内容ですが、これもビックリするほどゴア描写がないのが特徴
じわじわと恐怖でいたぶる様と、シリアルキラーである主人公のゆがんだ思想がウリなんだろうけど、これまたかなり観る人を選ぶかもしれません
個人的にはちょっと合わない、かな

元売春宿を改装してマイホームにしたアントニオが妻とそこで生活する表の顔
そして一方では町の娼婦を監禁し、邪魔な男は容赦なく殺す裏の顔
昼は妻と仲むつまじく過ごし、夜は監禁した娼婦に説教をたれる
で、さんざん説教たれた末にあっさりと殺す…を繰り返す内容です
ええ、ただ繰り返すだけです
そこに美学を感じるか否か、主人公に怪しいカリスマ性を見いだせるか否かでこの映画を楽しめるかどうか決まるかもしれません
しょうじき私は「ぼくのかんがえたさいきょうカリスマシリアルキラー」を見せつけられてるあざとさを感じて、どうにもこの作品世界に没入できませんでした

とりあえず直接的にいたぶったり、ゴアゴアなのを期待してると「へ?」ってなりますね
まったくといっていいほど直接的な描写はないし、ぜんぜんグロくもない
よくよく内容を観てればさらっとエグイことをやってるんですが、とりあえず主人公は口よりもっと体を動かして拷問してほしかった
こんなことを書くとアレですが、暴力描写が物足りなさすぎる
主人公の妻に対するスタンスと、事の全容が分かるラストはちょっとおもしろいけど、それだけなんですよね

ホントにもっとクソB級ゴアゴア路線でやってくれれば、まあ、ありきたりな内容になるだろうけどもっと楽しめたかな、と思える一本でした

個人的評価:40点
オススメ度:排泄物関係はどうなってるのか、そこが気になった




ROOM-H6 予告


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