2011年11月1日火曜日

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 (2011/仏・米・英・独)

監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ローガン・ラーマン / ミラ・ジョヴォヴィッチ / オーランド・ブルーム / クリストフ・ヴァルツ / マシュー・マクファディン / レイ・スティーヴンソン / ルーク・エヴァンス / マッツ・ミケルセン / ガブリエラ・ワイルド / ジェームズ・コーデン / ジュノー・テンプル / フレディ・フォックス






アトス、アラミス、ポルトスの三銃士とミレディはイタリアでダ・ヴィンチの遺したある設計図を手に入れるが、ミレディの裏切りにあう
そして一年後、銃士にあこがれ上京してきたダルタニアンは落ちぶれた三銃士たちと出会うのだった

彼を知り、己を知れば、百戦危うからず
というかなんというか、ヘタに勘違いせずに自分にできることだけを精一杯やれば、バカ映画でもそれなりに上出来なものが完成する…みたいな映画
いや、もうホントにストーリーとか堅苦しい昔のフランスの描写とか、そんなことはどうでもいいじゃんって感じに「楽しければ良い、気持ちよければ良いんだよ」な超娯楽特化で作られてましたね
勢いだけで走り出し、ちょっとした上り坂を惰性で進み、また下り坂で突っ走る…最初から最後までとりあえず走り抜けてる印象が強いです

ストーリーもなにもない感じがしますが、とりあえずフランスのヘタレ王のもとで密かに実権を握ろうと暗躍するリシュリュー枢機卿、フランスと和平を結ぶ表の顔に陰謀を隠す英国のバッキンガム公爵、そのふたりの男を手玉にとって立ち振る舞うミレディ、各々の謀略からフランスを守る三銃士とダルタニアンという構図でドンパチひゃっほーな内容ですね
しょうじきそんなに謀略に深刻さは感じられず、とにかく軽~く表面だけ派手派手な演出で、それがとことんそんな演出を貫いてるから逆にバカすぎて素敵で楽しい

ツッコミを入れるのが無粋な作品ではありますが、それでもどうしても気になる点があるのも確か
そんなに細かいことを気にしない私でも気になるんだから、他の人ならもっといろいろと気になる点が多々あるかもしれません
とりあえずダルタニアンが三銃士と溶け込みすぎ、あくまで平民だろうに誰も気にしなさすぎ
白昼堂々、仲間内である人をいっぱい殺してるのに気にしなさすぎ
バッキンガム公爵が王宮に乗り込んできたのに気にしなさすぎ
飛行船を自転車感覚で飛ばしすぎ
あの長い渡し板はどこからわいてきたのか不思議すぎ
まあ、アレだ、とりあえず「んなこたぁどうでもいいんだよ」というゆるい精神が必要で、細かいことを気にしなけりゃホントに最後まで楽しめますね

と、そんな感じでとことん軽いお気楽お手軽娯楽アクション「ああ、楽しかった」という言葉が一番似合う作品かもしれません

個人的評価:90点
オススメ度:ただしバカ映画好きにかぎる




三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 予告

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