2013年5月5日日曜日

ビッグハンマー・マサカー 血しぶきの狂宴 (2010/米)

監督:ステイシー・デヴィッドソン
出演:アシュリー・ケイ / メラニー・ドニホー

ある廃工場に勝手に入り込んでパーティ会場へと改装する男女
先に来ているはずの仲間は行方不明ながら、準備を進めるうちひとりまたひとりと消えていき…

近未来のネオ神戸、サイバネティックアームの怪人の支配する工場に入り込んでしまった若者に超巨大ロケットハンマー、名匠「マサカー」をふるう殺人鬼に襲われる…ッ!
んな話なわけがなく、まあ、 いたって普通の退屈ホラーですわな
個人的にビッグハンマーと聞くとビフくんを想起せずにいられないけど、それもどうでもいい話
けっきょく、なんでこんなことを書いてるかというと、そうでもしないと特に感想とかねえから!と事情を察していただきたい

アホな若者たちが入っちゃダメってところへ入って、そこでひゃっほいしてたら殺人鬼に襲われちゃってオーマイガー…ザ・ホラーとも呼べるテンプレ作品ですね
今ではそんなテンプレを逆手にとって作ったり、色々と作り手が創意工夫するものもあるのにそんな努力はいっさい感じられない
さらに開き直ってバカ要素を充実させてるような作品でもなく、感じ的には「ちょっと音楽に自信があるんだが」な人が自分の中のオーソドックスなホラー映画像にのっけて作っちゃった、みたいなノリ

ゴア描写はそれなりに力が入ってて見応えはある
でもじわじわと責める恐怖感は皆無で、その武器である巨大ハンマーばりに大味に殺しまくるだけなのは残念
廃工場限定出没な殺人鬼の背景もいっさい掘り下げられることはなく、しかもその取り巻きの狂人たちについても説明なし
ホントに「そこに殺人鬼たちがいたから無惨に殺されました」ってだけ

クライマックスでの殺人鬼の立ち姿がちょっとカッコイイと思った以上の印象はこれといって残らない、そんな一本でした

個人的評価:30点
オススメ度:若者たちがクズばかりで感情移入できんわ




ビッグハンマー・マサカー 血しぶきの狂宴 予告


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