監督:宮藤官九郎
出演:草なぎ剛 / 平岡拓真 / 遠藤賢司 / ヤン・イクチュン / 鍋本凪々美 / 刈谷友衣子 / YOU / 原史奈 / 家納ジュンコ / 三宅弘城 / 皆川猿時 / 宍戸美和公 / 少路勇介 / 野波麻帆 / 田口トモロヲ / 岩松了 / 坂井真紀 / 仲村トオル
団地に家族と住み、常に妄想にひたりつつ自分のチンコをなめるトレーニングにいそしむ中学2年生の円山
ある日、上の階に越してきた下井というシングルファーザーの男に「とどいた?」と問われ・・・
団地を舞台にした住人たちのキャラクター祭なコメディ・・・なんだけど、それだけじゃない
そんな「それだけじゃない」要素がどうにも個人的に合わなかったですね
「アヒルと鴨のコインロッカー」という作品は個人的にかなり好みなんですが、この「中学生~」はちょっと受け付けない
笑いのツボも個人差があるだろうけど、全体的にすべりまくってる上に、ストーリー展開がカオスすぎて拒絶反応をおこさざるえない
団地という舞台で、そこに住んでる人たちは噂は好きだけどお互いのことを知らないし、あまり深く知ろうともしない
そんな住人たちの姿がじょじょに見えてくる一方、主人公の円山少年の妄想はどんどんエスカレートしていく
現実が明らかになるに比例して妄想の世界も広がっていって、そのふたつの世界観を楽しめた中盤はおもしろい
だけど個人的に円山少年と下井さんが本格的にからんでくるまでの序盤のほとんどと、現実が妄想を上回るカオスな終盤の展開がどうにもダメですね
つまりは中盤以外、楽しめませんでした
円山少年の自主トレの話をメインに、さまざまなキャラたちの様子がぶつ切りで描かれていく様子から、これがどうつながっていくのかという期待感は持てるんで退屈はしません
でもどんどん話はカオスになる一方で、ところどころクスリと笑えるポイントはあるけど、総じてなんかイマイチ感が・・・
マジメに観るべき内容じゃない、ということを理解しつつも作品じたいについていけませんでした
なんというかこんな展開になるような内容だったら、個人的には最後まで妄想話でバカ騒ぎするだけな方が楽しめたかなあ
現実と妄想、そのふたつのギャップというか同時に広がっていく世界みたいなの、そこら辺をもっと楽しみたかった
なんとも個人的に、あくまで個人的に残念な一本でした
個人的評価:65点
オススメ度:そりゃ男の子なら試すだろ
中学生円山 予告
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